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さいごの木 オリーブと希望のたね

ルーク・アダム・ホーカー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784866540818
ISBN 10 : 4866540818
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

オリーブは、生きている木に会ってみたいと、ずっと思っていました。

でも、さいごまで生きていた木も、
はるかむかしに死んでしまったのです。

木のない世界を想像してみてください。わたしたちの世界とよく似ていますが、空いっぱいにひろがる木の枝も、木のぼりも、風にそよぐ木の葉も、いまや遠い記憶のなかに閉じ込められたままです。
そんな世界に生まれたひとりの女の子、オリーブ。おそれを知らない元気いっぱいのオリーブは、ある日、ゆたかな想像力にみちびかれるままに、木が生きていた世界に迷いこみます。

オリーブの探求心あふれる冒険をとおして、わたしたちは自然のおどろくべき力とうつくしさに気づかされるでしょう。
そして、その勇気ある行動は、木のない世界にひとつぶの希望をもたらすのです。

本書は、圧倒されるほど繊細で美しいディテールとスケールを備えたイラストで、世界共通の課題である環境問題をテーマとした重要なメッセージが描かれています。
限りなくシンプルな言葉選びを重ねた文章は、開くたびに読者の想像を駆り立て、新たな発見と解釈をあたえてくれます。
本書は、一人一人が自然の大切さを意識し世界が抱えている問題を、地球全体で考える必要性があるということを改めて感じさせてくれるメッセージが込められています。
現代人に必要なメッセージで描く本書は、子どもからおとなまで、幅広い年代の方々に受け継がれる物語です。

【著者紹介】
ルーク・アダム・ホーカー : 美術家、デザイナー、イラストレーター。ノッティンガム・トレント大学でインテリア建築とデザインを学ぶ。卒業後、ロンドンでデザイナーとしての経験を積み、現在もロンドンを拠点に活動し、ペンとインクによる風景画をメインに描く。個展開催の他、2019年ロンドン・デザイン・フェスティバルなど多数の展示会に出展。近年SNSで膨大なフォロワーを獲得しており、今やその数は30万人以上にもなる

八木恭子 : 大学卒業後、会社勤めを経て翻訳を学びはじめる。訳書に『ショッキングピンク・ショック!伝説のファッションデザイナー エルザ・スキャパレリの物語(産経児童出版文化賞翻訳作品賞受賞)』(フレーベル館)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みさどん

    文は繋がりがおかしいところもあるのだけれど、絵が圧倒的。線描でこんなに感動するんだと。この人は人より自然物が上手い。木がなくなった世界って想像するだけで怖い。今の地球環境だって怖くなっている。

  • ヒラP@ehon.gohon

    【再読】大人のための絵本

  • 四葉

    タイトルと表紙の絵に惹かれて。世界中の木が全て無くなってしまった世界なんて想像したこともなかった。素敵な建物や電車の走る街並みだが、木がない風景はそれだけで異世界のようだ。自然と切り離された、人間によって制御された世界は安全で安心。でもさまざまな激しい気候のなかで大樹の窪みで雨宿りをしたり、野生動物と心を通わせる瞬間の心の豊かさみたいなものは、制御できないからこそ得られるんだよなと思ったり。木に感謝。紙の質感も他の絵本とは違ってもさもさとしていて、ページをめくるたびに木の存在を感じられるのも良かった。

  • クドアンヌ

    歩いていて、疲れたなぁ…と思ったら街路樹や店先に飾られている花や人家の植木などを少し立ち止まってじっと見る。そうして疲れが少し和らいだらまた歩き出す。そういう風にしていつも歩いている。もしどこにも草も花も木もなければ私はきっと歩いていけないだろう。

  • たくさん

    緻密で鋭く繊細な線の画。オリーブの心細さと世界の無機質さみたいなものもまるで一人の世界にいているよう。お父さんに安心というのも相対的にという感じの本当の安心っぽくは感じにくい感じに私は思えた。木というものとそれが持っている付随した歴史やその情景を感じ取る力想像力をオリーブが持っている。そうなればもっと大きくなって孤独から解放されるべき時に活かせるものであればいいなあと願わされる本でした。

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