ルドルフ・M・デッカー

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兵士になった女性たち 近世ヨ-ロッパにおける異性装の伝統

ルドルフ・M・デッカー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784588362019
ISBN 10 : 4588362011
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

17〜18世紀ヨーロッパでは、女性が男装して陸海軍に入隊したり男性の職に就いたりした。近世オランダ共和国の裁判記録や、版画、民謡などを発掘し、男性として生きた女性たちの心性と歴史を生き生きと描き出す。

【著者紹介】
ルドルフ・M・デッカー : 1951年、アムステルダム生まれ。アムステルダム大学卒業後、オランダ科学研究所研究員を経て、1981年よりロッテルダムにあるエラスムス大学の歴史・芸術学部教授

ロッテ・C・ファン・ドゥ・ポル : 1949年、エンスヘデー生まれ。アムステルダム大学で英文学を学ぶ。その後、ハーヴァード大学、ヨーロッパ大学研究所の客員研究員、オランダ・オープン大学、エラスムス大学、ユトレヒト大学を経て、2004年よりベルリン自由大学のフリードリヒ・マイネッケ研究所文学部で教鞭をとる

大木昌 : 1945年生まれ。1968年、早稲田大学政治経済学部卒業。1977年、オーストラリア国立大学Ph.D(東南アジア史)。1978年、一橋大学大学院経済学研究科修了。明治学院大学国際学部教授。専攻は、東南アジア史・民族医療(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Koning

    主としてネーデルラントの事例だけれど、17世紀ぐらいからの男装の記録を紐解く。個人的には女騎兵の手記(これ、いつのまにか新刊出てたのか)のナジェージダ・ドゥーロワとか思い出すのだけれど、それどころかもっと露見の可能性の高い水兵になったのがかなりいたとか、イングランドや低地ドイツ方面にもかなりいたらしいというのが分かっただけでも良かった。法政大学出版局なので文献目録があるのでこっからいろいろ芋づるしたい。前書きにもあるけれど、GIDやISに関する知見が古い時代に始めた研究だしその辺の考察は現在では違うと(続

  • sfこと古谷俊一

    娼婦になるリスクよりは兵士になった方がマシ、というのはなるほどである。男として生活しようとした女の裁判事例を中心としたネーデルラントでの119例を元に、男装の原因や動機と、その社会的位置づけを探る。

  • xxx

    17,18世紀に女性における異性装が多く見られた。特にイングランド、オランダでは兵士になるため男装する者が多くその動機は収入を得るため(売春に身を落としたくない)、戦争に行く夫に着いていくため、戦争時における愛国心、など多岐にわたる。すなわち当時異性装は下層階級でなされる事が多かった。戦争で結果を出した者は王族から称賛されることもあったが、基本は犯罪行為であり異性装が発覚した場合追放刑などが課された(しばしば窃盗や詐欺と結びついた時に刑が重くなる)。男装し結婚した場合にソドミーとして罰せられる事も興味深い

  • Witch丁稚

    男女の性別の間に上下はあるが知り合いのいない新天地でやっていける(行くしかない)程度には移動の自由があり、海運国家で戦争状態だったから水夫や兵士になって稼ぐ(生きていく)ことができた国で時代の女性たち。歌や小説のフィクションとしてはありだけど同じ町の○○さんが、という現実には厳しい、というのは今でもそうですね。

  • ぞだぐぁ

    どの本かは忘れたが,参考文献で取り上げられていたので読んでみた。ネーデルランドの判例を主なデータとして近世に男性として暮らし、バレてしまった女性についての本。理由は生活苦だけど娼婦になりたくないとか、同性と結婚したいとかジャンヌ・ダルクのように国を守らないとって言う使命感だったりと幅広い。WW2でもスーザン・トラヴァースとかいるし、もっと時代の範囲を広げた物を読んでみたい。

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