ルチアーノ・フロリディ

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第四の革命 情報圏が現実をつくりかえる

ルチアーノ・フロリディ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784788515222
ISBN 10 : 4788515229
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

私たちはいま、コペルニクス、ダーウィン、フロイトの革命に続く、デジタルICTがもたらした第四の革命の只中に生きている。ICTは、もはや単なるツールではない。それは環境であり、私たちの知的、物理的なリアリティを創り、自己理解と相互に関わるしかたを変え、世界を解釈する力となった。今起こりつつある根底からの変化は、どのような可能性とリスクをもたらすのか?ICTの進歩は、人類とその見通しうる未来に、どのような影響を与えるのか?

目次 : 第1章 時間―ハイパーヒストリー/ 第2章 スペース―インフォスフィア/ 第3章 アイデンティティ―オンライフ/ 第4章 自己理解―四つの革命/ 第5章 プライバシー―情報摩擦/ 第6章 知性―世界に書き込む/ 第7章 エージェンシー―世界を覆う/ 第8章 政治―マルチエージェントシステムの登場/ 第9章 環境―デジタルの先の一手/ 第10章 倫理―e‐環境主義

【著者紹介】
ルチアーノ・フロリディ : 1964年ローマ生まれ。ローマ・ラ・サピエンツァ大学で古典学、哲学を学び、イギリスのウォーリック大学に進んで認識論と論理哲学を研究、1989年に博士号を取得。現在、オックスフォード大学セント・クロス・カレッジのフェロー。専門は、哲学及び情報倫理学

春木良且 : フエリス女学院大学国際交流学部教授。東京大学工学系研究科博士課程単位取得期間満了退学(先端学際工学専攻)。経営情報学会社会連携型PBL研究部会主査

犬束敦史 : キャスタリア株式会社コンサルタント。東京大学教養学部地域文化研究学科ロシア・東欧地域文化研究分科卒業。学生時代の専門はロシア研究、特にロシアの教育におけるICTの活用について研究する。現在の専門はモバイルラーニング(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Haruki

    情報哲学の泰斗フロリディによるビッグデータ時代の到来期'14年の情報概念への見取り図的な一般向け概説。人間がICTによって情報の時空間の中で相互作用的に生きるようになった世界(ハイパーヒストリー、情報圏)において、情報概念が基礎(認識論、存在論、アイデンティティ)から応用(プライバシー、ロボットとの共生、AI的知性、政治的規制、情報戦争、リスク管理)といった多様なレイヤーで整理されうるべきことを示す。ICTは自己形成技術と見なせ、プライバシーとして保護対象。エンベロープと拡張する技術はLLMで今も進化中。

  • mashi

    仮に今書かれていたならどうぶつの森とIIIFの話なんかも入ってきてただろうな。

  • Masako3

    ★★☆ イタリア出身の哲学者による著作。情報倫理も専門であり、ICTの技術は勿論、歴史、演劇などの造形も深く、そこかしこに引用されている。さて、現在のICTの量及び生活への浸透は、既に技術のレベルではなく、その上で人間が生きている環境であるというのが、おそらくこの本の主旨だ。提供される視点は、冷徹で興味深い。

  • 中村蓮

    3次技術、インフォスフィアのアイディアは慧眼というべきであるが、そこに形成されるべき倫理的枠組みや技術のリスクについては楽観主義すぎ。重視すべきはどう低減できるかでなくどんなリスクがあるかである。技術を制御する(リスクを低減させる)技術(メタ技術)もリスクを内蔵し、それはリスクを低減できないというリスクであるから、仮に人類を滅亡させるリスクを持つ技術があった場合、技術でそれを制御することはできない。技術があればメタ技術を開発して使うのではなく、リスクを見極めて使わないことが最上の知恵になる場合もある。

  • 逆丸カツハ

    内容はあまり頭に入ってこなかった。ただ、現在の世界を理解するために、情報に関することを既存の哲学の言葉で語るのではなく、哲学を情報の言葉で再構成する必要があるのではないかと思った。

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