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すべての月、すべての年 --ルシア・ベルリン作品集 講談社文庫

ルシア・ベルリン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065366752
ISBN 10 : 4065366755
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

魂の作家による19の短編。
ベストセラー『掃除婦のための手引き書』のルシア・ベルリン、待望の文庫化。

『掃除婦のための手引き書』の底本である短編集 A Manual for Cleaning Women より、
同書に収録しきれなかった19編を収録。

【著者紹介】
ルシア・ベルリン : 1936年アラスカ生まれ。鉱山技師だった父の仕事の関係で幼少期より北米の鉱山町を転々とし、成長期の大半をチリで過ごす。3回の結婚と離婚を経て4人の息子をシングルマザーとして育てながら、学校教師、掃除婦、電話交換手、看護助手などをして働く。いっぽうでアルコール依存症に苦しむ。20代から自身の体験に根ざした小説を書きはじめ、77年に最初の作品集が発表されると、その斬新な「声」により、多くの同時代人作家に衝撃を与える。2004年逝去

岸本佐知子 : 翻訳家。2007年、『ねにもつタイプ』で講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 紫羊

    「掃除婦のための手引き書」に引き続き文庫版を読んだ。もともとはひとつの作品集。むごい話なのだけれどどこか救いがある作品もあれば、悲惨すぎて暗澹とした読後感しか残らない作品もあった。ルシア・ベルリンにしては凡庸という作品が1作だけあったが、あとは傑作揃い。いろんなレビューでも評価の高い「視点」が特に良かった。

  • tsu55

    ルシア・ベルリンの短編集『A Manual for Cleaning』の中から『掃除婦の手引書』に収められなかった19の作品が収録されている。 自身の体験をもとにした短編集だそうだけれど、日本の私小説とはちょっと違うのは、じめじめしていなくって、むしろさばさばしてるというか、清々しさを感じるところ。 ルシア・ベルリンって、写真で見ると美貌の女性だけれど、作品のなかの彼女はなかなかオットコマエ。

  • chanvesa

    「ミヒート」のように絶望的で読んでいてつらくなるような短編、「虎に嚙まれて」のように希望に転換する短編もある。最も印象に残ったのは「笑ってみせてよ」。「ありのままの自分でいい、自分のことだけ考えていてもいいって思わせてくれるの。わがままでいいんだって。」(323頁)といカルロッタ(マギー)のジェシーとの関係性は、弁護士ジョンと妻シェリルとのそれにはなりえなかった。ジョンはうらやましかったであろう。ラストの雨の中の二人の姿を見ているジョンと同じように、私も二人を見送っていた。そしてこの短編は涙を誘う。

  • Porco

    訳者の岸本佐和子さんはあとがきでルシア・ベルリン短編作を捨て曲無しのアルバムと評している。これは正しいと思う。とてもタフだが世界を巡ればどこかにはいるだろう登場人物たちの物語はどれも安定して高い品質で、一つの素晴らしいアルバムを聴き切ったようなそんな読後感だ。

  • a*u*a*i*n34

    本作の感想を書く前に前作の「掃除婦〜」の自分の感想を見返しました。原文、岸本さんの翻訳、クラフト・エヴィング商會の装丁すべてが素晴らしいと書いていて、それは本作もまったく揺るぎませんでした。今回は文庫で読んでしまって装丁の素晴らしさが半減してしまっているのがちょっと残念ですが。次作も必ず読みたいです。

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