ルシアン ネイハム / 中野圭二

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シャドー81 ハヤカワ文庫

ルシアン ネイハム / 中野圭二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150411800
ISBN 10 : 4150411808
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ロサンゼルスからハワイに向かう747ジャンボ旅客機が無線で驚くべき通告を受けた。たった今、この旅客機が乗っ取られたというのだ。犯人は最新鋭戦闘爆撃機のパイロット。だがその機は旅客機の死角に入り、決して姿を見せなかった。犯人は二百余名の人命と引き換えに巨額の金塊を要求、地上にいる仲間と連携し、政府や軍、FBIを翻弄する。斬新な犯人像と、周到にして大胆な計画―冒険小説に新たな地平を切り拓いた名作。

【著者紹介】
ルシアン・ネイハム : 1930年、エジプトのアレクサンドリアに生まれる。16歳のときからフリーの新聞記者としてイギリスやフランスの新聞に記事を書き始める。AFPニューヨーク支局の記者として長いあいだ活躍し、1975年に『シャドー81』を発表。六カ国語に通じ、パイロットの資格を持っていた。1983年没

中野圭二 : 1931年生、慶應義塾大学大学院修士課程修了、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

    いやー、面白かった。ロス発ハワイ行きのジャンボが最新鋭の米軍戦闘爆撃機にハイジャックされた。この設定が斬新。序盤の仕込みの記述がややもたつき感はあるが、ストーリーが走りはじめた後は非常にテンポよく進み後半は一気読みでした。身代金の強奪方法も斬新でしたね。面白いアクション小説はないかとネットを漁っていたところこの本を知り、そしてたまたま読友さんがお持ちで貸していただけたという運の良さ。本国アメリカでは評価されず、筆者の作品はこれ一冊のみとは非常に残念。映像化しても面白そうだ。★★★★★

  • mura_ユル活動

    今年初めの本。中長編のミステリー。読友さんが読まれていて拝読しました。また、ハイジャックものでミステリーという組み合わせ、とても楽しみでした。前半はハイジャックまでの前準備、後半はハイジャックからその狙いと真犯人。その後は寄せては返す波の様に完全犯罪の道まで。飛行機の計器やら専門的な内容多数。航空機好きにはたまらない。周到な準備とプロの仕事を見た。主人公グラントとPGA機長ハドレー、管制官ブレイガンのやり取りは格好良かった。しかし、洋上の船でのかなり深刻なシーン、マネキンはジョークかもしれませんね。

  • absinthe

    犯人の狙いは何か?ハイジャックは成功するのか?だいたいどうやって戦闘機を手に入れたのだ?手に汗握るサスペンスが楽しめる。ごく短時間のストーリーを高密度で描いた作品で、最後まで楽しく読める。倒置法など使わずに素直に時間を追う構成。作者のルシアン・ネイハムはジャーナリストだったようだ。事件を知ろうとする人々、自分なりの解釈を開陳するもの、そんな世間への皮肉やベトナム戦争への批判も強い。ただ本書、残念なことに少しバランスが悪い。重要でない人物にスポットを当てすぎた。

  • 青乃108号

    なんか思ったのと違った。戦闘機に機外ハイジャックされたジャンボジェットの、手に汗握る脱出劇、二転三転する状況に翻弄される乗客乗員200名の運命は?全編そんな感じで楽しませてくれるものと思っていたけど。いや、500ページもあるから全編【それ】でグイグイ、じゃない気もしていたが、結果【それ】の場面は200ページ程度で意外とあっさりでがっかり。【それ】以前の計画準備など異常に細かく描写され 200ページ。【それ】以降の後処理の説明もダラダラと長く100ページ。75年出版という事で、テンポが悪いのは仕方ないかな。

  • サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

    (2024-62)10年ぶりくらいの再読ですが、やっぱり面白かった。ロス発ハワイ行きのジャンボが最新鋭の米軍戦闘爆撃機にハイジャックされた。この手法もこれまでにない斬新なアイデアだし、大金を奪取するのに人を一人も傷付けない所も良い。もう50年も前の作品になるのにこの面白さは変わらず!何度読んでも面白い。おすすめのアクション小説ですね。これ一冊しか書いていないなんてもったいない。

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