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この身体がつくってきた文明の本質

ルイス・ダートネル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309254722
ISBN 10 : 4309254721
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

疫病、人口問題、遺伝的変異、アルコール・カフェイン・薬物、長子相続、認知バイアス…。歴史を動かした身体性!肉体をもった生物としての人類の壮大な歴史。人間には肉体的な壁があるからこそ、歴史はつくられた。「身体」から初めて世界史を総合的に解き明かした名著!ベストセラー『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』で始まる3部作の最新作。

目次 : 第1章 文明をつくるソフトウェア/ 第2章 家族/ 第3章 エンデミック―風土病/ 第4章 エピデミック―流行病/ 第5章 人口統計/ 第6章 気分を変える/ 第7章 コーディング・エラー/ 第8章 認知バイアス

【著者紹介】
ルイス・ダートネル : 宇宙生物学を専門とし、火星における生命の痕跡を探すプロジェクトに関わってきた。現在はウェストミンスター大学教授。サイエンス・ライティングで数々の賞を受賞しており、2014年に刊行した『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』(邦訳小社)が世界的なベストセラーになった

東郷えりか : 上智大学外国語学部フランス語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ばんだねいっぺい

    要するに、この身体と心と文明の結びつき。信頼を基盤とした社会構成、病原菌、アルカロイド系の嗜好品、遺伝的形質、認知バイアスなどが歴史にどのように影響を与えたかを事例とともにひもとく。

  • ceskepivo

    歴史は個々の人間の営みによって作られる。そして、個々の人間は生物学上の特性をもっており、必ずしも合理的に行動するわけではない。そのような事実を改めて考えさせられた。あのコンコルド計画も、費用と労力を投入したため、「埋没費用の誤謬」に陥った例。

  • かっさん

    この身体がつくってきた文明の本質 #読了 様々な歴史的な出来事の元をたどると人間の生理学的な特徴や、脳のクセがあるよ、という本。正直日本語題の訳が微妙で、英題のHOW OUR BIOLOGY SHAPED WORLD HISTORYが分かりやすい。内容は歴史をまた、違った角度、原因から考察できて面白かった

  • Shori

    生物としてのヒトの特性や制約がどう歴史を形作ってきたかが語られる。欧州植民者が風土病にかかりやすい熱帯地域は収奪的植民地、定住しやすい温帯地域は入植植民地、という視点に納得(実態は残酷だが…)。気候変動や生活習慣病は、動物としてのヒトと文明社会のギャップのあらわれということがよくわかる。

  • こけこ

    「脳の発達」の観点からみてみると、人類の歴史がざっと見渡せる。今後は「環境との取引」や「自然選択」をしていくことが課題になるのだろう。

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