ルイジ・ピランデッロ

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ピランデッロ戯曲集 1

ルイジ・ピランデッロ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801006096
ISBN 10 : 4801006094
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

狂気か、正気か。世界大戦の破壊と殺戮の中で、現代演劇を切り開いた20世紀イタリアの劇作家。ベルエポック期の市民劇を極限まで押し進めたグロテスク劇の傑作『役割ごっこ』、自分たちの人生のドラマを上演しようと異常な一家が訪ねてくる、演劇界に革命を起こした『作者を探す六人の登場人物』を収録。

【著者紹介】
斎藤泰弘 : 1946年、福島県に生まれる。京都大学名誉教授。専攻、イタリア文学、イタリア演劇。『鳥の飛翔に関する手稿』(谷一郎、小野健一との共著。岩波書店、1979年)で第三回マルコ・ポーロ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Mark.jr

    夫と妻とその愛人の三角関係の心理劇から次第に不条理演劇へと踏み込んでいく「役割ごっこ」。その「役割ごっこ」のリハーサル中に作者を探す登場人物たちが迷い込む、著者の戯曲の中で一番有名な「作者を探す六人の登場人物」。二巻目の「エンリーコ四世界」、「裸体に衣服を」に至るまで、あの時代にここまでフィクションが嘘・作り事であることを強く自覚しながら書いていた人は、ピランデッロぐらいなのかも。旧版よりも、こちらの方が翻訳が良い気がします。

  • takeakisky

    多分初めて触れるピランデルロ。不条理とな。読んで非常に面白い戯曲だ。演じられたのを愉しめるかというと自信がない。思索を求められる筋立てと台詞。これを初見で瞬時に料理できる脳は、持っていないな。と思うと作者を探す六人の登場人物では、非常にパワフルで明確な不条理。これは演じ甲斐もあれば、観て心うたれること間違いない。わたしはあの場面を生きたくて、生きたくて死にそうなの!本当によ!芝居の素晴らしさ、そしてその限界。信じ難い台詞の数々。衝撃を受けた。凄い。鳥肌が立つ。ルモンド20世紀の100。

  • lico

    『役割ごっこ』と『作者を探す六人の登場人物』を収録。『役割ごっこ』での『なんと目が見えない人間が多いんだろうね?(33P)』と語り、人間はある人間の一側面しか見ようとしないというレオーネのセリフは、『作者を探す六人の登場人物』での『われわれは皆、心の中に《多くの》にんげんを持っているんですよ(190P)』という父親のセリフと共鳴する。また、作者の頭の中にのみ存在する登場人物も、現実の人間もいずれ死ぬが、劇の中でなら永遠を生きられると語る父親と、それを否定する座長のやりとりも面白かった。

  • nightowl

    別居中の夫婦。妻が不倫相手といるのに出くわしても平気な夫。妻は家に乗り込んで来た酔漢との決闘を画策するが...「役割ごっこ」:一人称"わし"の人物が兎に角多い。不倫カップルのみが若い集落?ヴェリズモオペラをひねた目線で見ている。/先の「役割ごっこ」リハ中に、作者に捨てられた自分達について上演してほしいと現れた人々「作者を探す六人の登場人物」:正直、新水社・論創社と訳を比べるとやや古めかしい。序文と解説はためになるのに大変惜しい。226頁ではまま娘が"わし"と言う誤植有。既読なら改めて読むのは不要かも。

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