リンダ・スー・パーク

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Books

ジュリアが糸をつむいだ日

リンダ・スー・パーク

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198647483
ISBN 10 : 4198647488
Format
Books
Release Date
December/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

手作りの糸で刺繍をするのはいいアイディアに思えたけど…友情、家族、アイデンティティの悩みを丁寧に描く、さわやかな物語。


【著者紹介】
リンダ・スー・パーク : 1960年米国イリノイ州生まれ。韓国系米国人二世。子どものころから詩や物語を書くのが好きで、雑誌に投稿していた。スタンフォード大学英語科卒。石油会社勤務、結婚、出産を経て、子ども向けの物語の執筆をはじめ、『モギちいさな焼きもの師』(あすなろ書房)で2002年ニューベリー賞を受賞

ないとうふみこ : 内藤文子。上智大学外国語学部卒業

いちかわなつこ : 市川菜津子。絵本や児童書の挿し絵で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かもめ通信

    ざっくりと大きなテーマで紹介するなら、アイデンティティを問う児童文学というところなのでしょうが、それだけではありません。人種差別、友情やきょうだいとのこと、農業と環境の問題、生命をいただくということ、そしてもちろんカイコの生態!等々、一つの物語の中でこんなにもたくさん!というほど様々な問題がとりあげられてもいます。それでいて、くどくも説教くさくもなく、わかりやすく、おもわずうんうんとうなずいてしまうほどあれこれ共感できる物語でした。

  • マツユキ

    韓国系アメリカ人のジュリアは、親友のパトリックと、自由研究で養蚕をすることになったが、内心は韓国っぽいとやりたくなくって…。一冊で、人種差別、養蚕、兄弟、友情といろんなテーマが読めるので、大満足でした。知らないことを知ろうとしない、善人悪人関係なく、ありうるし、知らせる努力も必要。表紙の光景が現実になりますように。

  • timeturner

    カイコを飼うこと自体いまの子供には珍しく読めるだろうけど、循環型農業、畜産と屠殺、人種間の問題など考えさせる要素が盛り沢山で、それが爽やかな友情物語でくるまれていて、とても充実した読みごこちだった。

  • みよちゃん

    アメリカに住んでいる中学生の女の子。題名からは内容はほとんど想像できなかったが、カイコを育てる中で友情、家族、民族、環境など、気がつかなければ本質がわからない事を、わかりやすく書かれていた。あとがきで、昔読んだ本の作者だった。

  • くるり(なかむらくりこ)

    小学校中学年の子どもが読めるお話で、この短さで、アイデンティティや人種差別、友情、農業と環境と命の問題などのテーマをこんなにきっちり書き込めるって、すごくないですか。それもちっとも堅苦しくなく、ジュリアのおしゃべりに耳を傾ける気持ちで、とても身近な問題として考えられるのです。翻訳も軽やかで、ジョークの訳語が絶妙で、すばらしい。小学生のころクラスで飼ったカイコの愛嬌ある顔、ふわふわの体、くすぐったい足の感触を思い出しました。

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