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感性の歴史

リュシアン・フェーヴル

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784894340701
ISBN 10 : 4894340704
Format
Books
Publisher
Release Date
June/1997
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 袖崎いたる

    アラン・コルバンを目当てに読みはじめたら、リュシアン・フェーヴルのほうに気を取られるといった展開になった。「感性と歴史」の論文なんて、感性ないしは情動が一個のある集団内において有用と目されたがために制度化された、一種のシステムとして存在するんだ、なんてことを言っている。面白いじゃないか。他にも1人著者がいるんだけど、その学者も含めて本書はアナール学派の歴史学論文集といった形をとっている。アナール学派は簡単に言うと歴史を人間の感性から記述していこうとするスタンスに貫かれている。だから感性、情動なのである。

  • 三柴ゆよし

    某教授から、君みたいな研究をしている者は読むべきだと勧められ、勧められるままに読んだ。感性というのは、文学や哲学、心理学の世界では重要な素材になりうるものだが、歴史学や民俗学のような特定の社会集団を対象とする分野においては、従来見過ごされがちであった。なんとなれば感性とは個人の内面に帰属するものと考えられてきたからで、それを社会集団へと逆照射することで、その時代や地域に特有の心性を描き出そうとしたところに、いわゆるアナール学派の功績がある。日本でも網野善彦や小松和彦なんかはかなり影響を受け(続く→)

  • cocomero

    感性をめぐって歴史を記述することの意義を説く論考やインタビュー、さらには、その記述の実践例として、感性の歴史を著したとみなしうる書への評論などで構成されている。過去の時代における個人や集団の心理的な態度を浮かび上がらせることができればできるほど、それだけ一層豊かな内容を持つ物語として歴史がつむがれる可能性がある。むろんそれには、史料を丹念に読込み、当の心理的な態度が生成してくる背景や要因を予めしっかりと見極めておく必要がある。当時の状況を忠実に再構築せよということなのだが、膨大な量の作業を行う覚悟が必要!

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