アポロンと5つの神託 太陽の神 5-上 静山社ペガサス文庫

ユピテル訓練所へと襲いかかる皇帝軍との戦いで、呪いのたきぎを使って自ら燃えながら爆発を起こしたフランク。皇帝カリグラは燃え去り、アポロンも皇帝コンモドゥスにとどめをさす。二人の邪悪な皇帝は消え、ユピテル訓練所は平穏を取り戻した。そしてタイソンとエラが解読したシビラの書にしたがい、アポロンとメグは最後の敵ネロを倒すため再びニューヨークをめざす。ワシントンD Cの郊外を走る列車の中で、人間の服を着たヘビもどきを見つけたアポロン。蛇人間は予言めいた言葉を残しアポロンの目の前で謎の死を遂げ、次の瞬間、アポロンとメグはゲルマン人とガリア人に襲われる。メグと同じく二刀流で三日月剣を振るうガリア人の女戦士は、アポロンとメグにネロを倒す計画を語る。半信半疑のアポロンだったが、ネロの攻撃まで時間がない。ハーフ訓練所の仲間とともに、計画を実行に移していく。予言にあった「地下の友人」とは果たして‥。

【著者紹介】
リック リオーダン : １９６４年、米テキサス州サンアントニオ生まれ。『ビッグ・レッド・テキーラ』（小学館）でシェイマス賞、アンソニー賞。『ホンキートンク・ガール』（小学館）でアメリカ探偵作家クラブ賞（エドガー賞）最優秀ペーパーバック賞を受賞

金原瑞人 : １９５４年、岡山市生まれ。法政大学教授。翻訳家

小林みき : １９６８年生まれ。英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）