リチャード・h・セイラー

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行動経済学の逆襲 下 ハヤカワ文庫

リチャード・h・セイラー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150505486
ISBN 10 : 4150505489
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

旧態依然の経済学界に渦巻く非難をはねのけ、認知バイアスに関する研究成果を着実に積み上げていった著者は、それらの知見を逆用し人々をより合理的な行動へと導く画期的手法「ナッジ」を提唱する。いまや日本をはじめ各国の政策に取り入れられている行動経済学は、世界をどのように変えていけるのか?話題の学問の全史を類まれなユーモアとストーリーテリングで描き絶賛を浴びた痛快ノンフィクション。

目次 : 第5部 経済学者と闘う(承前) 1986〜94年(最強チームの結成/ 「狭いフレーミング」は損になる)/ 第6部 効率的市場仮説に抗う 1983〜2003年(市場に勝つことはできない?/ 株式市場は過剰反応を起こす ほか)/ 第7部 シカゴ大学に赴任する 1995年〜現在(「法と経済学」に挑む/ 研究室を「公正」に割り振る ほか)/ 第8部 意思決定をナッジする 2004年〜現在(貯蓄を促す仕掛け/ 予測可能なエラーを減らす ほか)

【著者紹介】
リチャード・セイラー : 2017年ノーベル経済学賞受賞者。シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネス教授、同校意思決定研究センター理事。行動科学と経済学を専門とし、行動経済学のパイオニアの一人に数えられる。正しい行動を促す概念として提唱した「ナッジ」は一世を風靡し、日本を含む各国政府の政策に取り入れられている。2015年にはアメリカ経済学会会長を務めた。『行動経済学の逆襲』はエコノミスト紙やフィナンシャル・タイムズ紙の年間ベストブックに選出されるなど高い評価を得る

遠藤真美 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • あつお

    リチャード・セイラー氏の、従来経済学との戦いを描いた本。 人間は合理的とする従来経済学に対して、不合理な心理的側面を追加したのが行動経済学。例えば、社内預金制度の場合。多くの人が将来の貯蓄より現在の生活を優先し、手続きが複雑な場合はその傾向が増加する。貯蓄増加を将来に延期、手続きの代理実施など「ナッジ」を働かせると、人はやっと合理的な行動を取る。その他、株式投資やドラフトにおける興味深い事例も紹介されている。 自分自身も含め、人間は不合理な生き物。意志力に頼らず、システムで解決する姿勢を常に持ちたい。

  • J・P・フリーマン

    セイラー教授は「人間が起こすであろうエラー」を回避するための方法「ナッジ」を提唱。細目に連絡を入れる、他の人はみんなやっていると明示する、正しいことをしなければ損する仕組みにする、これらのちょっとした工夫を加えるだけで人々は正しい選択をするようになるらしい。本書はセイラー教授のこれまでの研究内容をユーモアを交えながら語ったもので、行動経済学についてバリバリ解説したものではない。本書を読んで行動経済学が気になった人は、行動経済学の入門書を手に取るのもいいでしょう。

  • mkt

    狭いフレーミングは成果が出にくくなる(タクシー運転手に1日辺りに記録をつけさせるより、1ヶ月単位にしたほうが売上が5%上がった)/意思決定に関する心理学的研究@人間は自信過剰A人間の予測は極端にふれるB勝者の呪いが起きる(ドラフト1位指名の選手は期待するほど活躍しない)C偽の合意効果が働く(あるチームが特定の選手に惚れ込むと、他のチームも同じように考えていると思い込んでしまう)D現在バイアスが作用する/予測可能なエラーを減らす→言葉が重要になる/ 20220629読了 354P 35分

  • もず

    Audibleにて。下巻は実践編に近い。ナッジという設計思想が、政策や企業で実際に効いている実例が紹介。思考の枠を「人間=計算機」から「人間=バイアスつき意思決定装置」に変えた瞬間、世界の見え方が変わる。投資・起業・マーケティングにも応用できる。

  • BluesGilimeno

    合理的な人間を前提とする経済学の問題に気づき、現実的な人間(ヒューマン)の振る舞いを観察し、おかしやすい間違いや、特徴的な行動を予測する。社会と関わる際に、とても役立つ理論がたくさんあると思って聞き進めていると、実際に政策立案者のチームに加わり、いろいろな改革を進めていく。行動経済学が行動科学となり、人々に(その人にとっての)最適な選択を促す(ナッジする)仕組みを作り出す。最終章で語られているように、この新しい経済学がもっと大きな社会問題、気候変動、格差、貧困などの問題解決に役立てることはできるだろうか。

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