リチャード・マグワイア

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Here ヒア

リチャード・マグワイア

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784336060730
ISBN 10 : 4336060738
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

今まで誰も読んだことがない文学、誰も見たことがないアート、まったく新しい哲学がここにある。2016年アングレーム国際漫画フェスティバル最優秀作品賞受賞。

【著者紹介】
リチャード・マグワイア : 1957年ニュージャージー州生まれ。イラストレーター、グラフィック・デザイナー、コミック・ブック・アーティスト、ミュージシャン。“ニューヨーカー”に定期的に寄稿しているほか、独自の玩具シリーズのデザインを手がける。バンド“リキッド・リキッド”の創立メンバー・ベーシストでもある。6ページのコミック「ヒア」は、1989年コミック誌“ロウ”に登場するや、たちまちコミックというメディアの可能性を広げる革新的な作品として評価された

大久保譲 : 1969年東京生まれ。専修大学文学部英語英米文学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    見開きの絵には、窓が1つとマントルピース、そしてソファが1脚だけ描かれている。人は誰もいない。そこから1957年に、さらには1947年へと時間が移動しながら、やがて女性が一人現れる。1989年にはソファに4人の人物が。どうやら、この家の家族史が語られるのかと思いきやそうでもない。アメリカの歴史絵巻が展開するというのでもない。しかし、1775年(アメリカ独立の前年)が意味ありげに登場したりもする。時間軸のスパンは実に長い。それは、紀元前30億50万年から22175といった遥かな未来にまで及ぶ。⇒

  • アキ

    HERE、ここ。地球が誕生し紀元前30億年から恐らく人類がいなくなるであろう22175年までの同じ場所での変遷。パソコンのウィンドウのように見開きのページに過去から未来のコマ割りが同時に存在する。家があるこの場所はまさに同じところで恐竜が闊歩し、インディアンが暮らし、植民地として白人がやってきて著者が生まれた。人間がここにいる時間は取るに足らないわずかな間。その中で争い、怒り、悲しみ、喜ぶを繰り返す。視点を与えられるグラフィック・ノベルです。https://madoken.jp/article/7987/

  • コットン

    過去と未来が交錯するここ(HERE)を描くコミック。例えば『2213年のビジュアル再現プログラムにおける現在の「財布」の説明:獣皮でできた長方形のアイテム 折りたたまれ 縫い合わされた 手のひらサイズ 身元を示す書類や 貨幣というものを収納していた。』と。HEREで普遍的なのはまさしく、その場所のみ!

  • ヘラジカ

    これは凄い。ちょっと簡単には言葉で表現できない。まるで二次元のなかで四次元を体験しているような読書だ。固定された同一の空間のなかでプリズムのように悠久の時間が散りばめられている。そこに何を読むか、何を見るか、指標は全く存在せず読者は自ずから道筋を見つけなければならない。一言で表すならば読むよりも感じる本である。圧倒された。前々から気になっていたものの値段が値段なので手に取れなかったのだが、ロバート・ゼメキスとトム・ハンクスのタッグで映画化されると聞いて思い切って購入した。これを映像化?全く想像できないな。

  • あたびー

    窓と暖炉のある部屋。左上に年が書かれている。はるかな過去には森や恐竜どころか生命の誕生も見受けられない頃もあり、また過酷な未来も垣間見られる。いちばん賑やかに繰り広げられるのはたくさん子供のいる家庭がいた頃。そして彼らも歳をとり…頁を行ったり来たりしながら感動と呆然に翻弄される。こんな本は見た事がない。お高くて図書館で借りたけれども、いつか自分のものにしたい。

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