リチャード・フォーク

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人道的介入と正当性を問う闘い 21世紀の平和と正義を求めて

リチャード・フォーク

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784798915098
ISBN 10 : 4798915092
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

闘いは暴力から市民社会のソフトパワー的手段へ。非西洋国家や非国家アクターの台頭に伴い脱領域的なものと化した戦場における、地球レベルの市民社会による「下から」の介入の必要性―。半世紀以上も戦争の渦中にあるパレスティナ闘争の一端をモデルケースにした、法と道義に基づいた非暴力による「合法的闘い」の可能性―。平和と正義の実現に向け重要な展望を与えたフォークの名著、ついに完訳。

目次 : 序論 新リアリズムに向かって/ 第1部 法、政治そしてモラル(主権を再考する/ ゴールドストーン報告書とゴールドストーンの退場 ほか)/ 第2部 試行錯誤(イラク戦争から一〇年/ アフガン戦争の映し鏡としてのテト攻勢 ほか)/ 第3部 国家主権、自決そして保護する責任(主権と介入のディレンマ/ シリアについて何が出来るのか ほか)/ 第4部 将来を見つめて(21世紀の世界は夢に向かって/ 暴力を伴わない地政学 ほか)

【著者紹介】
リチャード・フォーク : プリンストン大学アルバート・G.ミルバンク校名誉教授。2002年以降、カリフォルニア大学サンタバーバラ校Orfalea Center for Global and International StudiesにてResearch Followとして勤務している。国際法と国際政治学を専門とする。メントロヴィッツ(Saul H.Mendloviz)と共に世界秩序モデルプロジェクト(womp)の創設に携わり、公正な世界秩序のあり方を探求している。ペンシルバニア大学卒業後、イエール大学、ハーバード大学で研鑽を積んだ。古くはベトナム戦争、近年では中東に関する著作が多い

川崎孝子 : 東京国際大学名誉教授。一橋大学、法学修士

川崎晋 : 金沢市生れ。慶応大学文学部(東洋史学専攻)卒業。同大学大学院文学研究科(東洋史学専攻)修士課程修了。文学修士。中東・中央アジア史を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • sayan

    常に議論を呼ぶ人道的介入を鮮やかに論じる。著者は合法的な介入とは?と問建てする。そこで人権の規範は、国家の法的規律を超え、より高度の法の価値を認め国の主権を相対的に低くする、と介入の論点を提示する。そして主権の限界は「(主権の平等性という法的理想を前提とした)ウェストファリア条約にある」と言う。しかし著者は「国際法・国際規範」が常に「地政学」に翻弄されると指摘し、合法的介入の限界と課題を示す。そしてメアリカルドー概念を援用し新しい地政学(ソフトパワー)に言及し新たな介入論を議論する。非常に刺激的な1冊だ。

  • BLACK無糖好き

    原著は2015年刊。パレスチナとイスラエルの問題を中心に、人権侵害に対して国際社会や機関、市民団体などがどのように関わる(介入)べきなのかといった重いテーマを国際法と地政学の関係から論じている。合法的闘いの事例としてBDS(不買運動、投資引き上げ、制裁)運動を上げている。市民社会による取り組みが重要とのこと。国家レベルでの外交にも限界がきているのかもしれない。◆昨今の国連人権理事会でも、中国のウィグルや香港問題に関して、中国に賛同する国が断然多い。国際社会という言葉の持つイメージを再考すべきなのだろう。

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