リチャード・ドーキンス

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文庫遺伝子の川 草思社文庫

リチャード・ドーキンス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794220431
ISBN 10 : 479422043X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

生き物という乗り物を乗り継いで、自らのコピーを増やしつづける遺伝子。連綿と続く遺伝子の川とは、空間ではなく時間を流れる情報の川である。その流れをさかのぼることは、生命そのものを理解することである。果てしなく自己複製を続けるDNAに導かれ、進化は、そして人類はどこへ向かっていくのか。『利己的な遺伝子』のリチャード・ドーキンスが徹底した論理的思考で自然淘汰とダーウィン主義の真髄を語る。

目次 : 1 デジタルの川/ 2 全アフリカとその子孫/ 3 ひそかに改良をなせ/ 4 神の効用関数/ 5 自己複製爆弾

【著者紹介】
リチャード・ドーキンス : 1941年、英国生まれ。生物学者。オクスフォード大学でニコ・ティンバーゲンのもとで学ぶ。1995年から2008年までC・シモニイによってオクスフォード大学に創設された科学啓蒙のための教授職にあった。退任後もドーキンス財団を主宰して広汎な啓蒙活動に従事

垂水雄二 : 1942年、大阪生まれ。科学ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • WATA

    世界的ベストセラー「利己的な遺伝子」を書いたリチャード・ドーキンス博士による、進化についての長編エッセイ。1995年発行の単行本の文庫化。進化の流れのなかで種の分岐がどのように起こったかという話や、生物の進化・適応が少しずつ漸進的に起こったことなどを、理論的に説明している。比喩をふんだんに用いているため、専門的な内容の本にしては比較的分かりやすい。20年も前に書かれた文章であるにもかかわらず、今でも現代の進化論(ネオダーウィニズム)の入門書として十分に使える名著。

  • Vakira

    進化生物学者リチャード・ドーキンスの文庫「進化とは何か」が非常に判りやすく、ドーキンスの考えと自分が生命としてここに生きている奇跡に感動したので、他の著作のこの文庫を早速読む。ドーキンスの文庫本は2冊しかなくその他は結構高額の学術書だ。早川書店と草思社に感謝。この遺伝子の川はDNA情報による「デジタルの川」だ。支流が合流して大河になる現実の川に対してデジタルの川は何かがきっかけとなって分流していく。一度分流すると合流はしない。この分流のきっかけになるのが地域だったりする。

  • isao_key

    『利己的な遺伝子』の内容を補完するような内容。訳者はドーキンスの魅力について、比喩的表現の巧みさと、論理の徹底性にあるという。利己的な遺伝子についての説明がある。人間にとって幸福とは集団の幸福を意味し、「善」とは社会にとっての善であり、種やひいては生態系の未来の繁栄を意味すると考える傾向がある。自然淘汰というものの要諦を熟考したうえで引き出された神の効用関数はそうした発想とは相いれない。集団の幸福とは偶然の結果であって、それを追及することが本質でない、ということ。米国では国民の7割が進化論を認めていない。

  • tama

    図書館本 ドーキンスシリーズで 他の著書で何度か読んだテーマも、手を変えて登場させ「どうしても理解させる」という著者の気持ちが伝わってくる。特に宗教者の似非科学の断固排除を目指した言葉が多いがそうあるべきと思う。第2章開始間もなく「イギリスとアメリカの違いでイギリスでは宗教教育は必須カリキュラムだがアメリカでは互いに相いれない激しい宗教のいずれかを傷つけるのを恐れて宗教教育を禁じている」と書いている。この本の出版は95年。なんと短期間でアメリカは一方の宗教を根絶やしにしかねない思想を持ったものか。

  • 金吾

    例が解りにくい部分もありましたが、遺伝子のイメージが少しわきました。DNAは何も知らず、何も気にかけない。DNAはただ存在するのみという言葉が印象的です。

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