リチャード・デミング

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私立探偵マニー・ムーン 新潮文庫

リチャード・デミング

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784102408810
ISBN 10 : 4102408819
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

こんな探偵に出会ったことがおありだろうか? 戦地帰りのタフガイ、私立探偵マニー・ムーン。言い寄ってくる女性に事欠かず、ときに自らの義足までも武器に大立ち回りを演じたかと思うと、関係者一同を集めて名探偵顔負けの見事な謎解きを披露する――。E・クイーンの名も継いだミステリー職人が生んだ無二のアンチヒーロー。そんなムーンの活躍を集めた本格推理私立探偵小説′定版!

【著者紹介】
リチャード・デミング : 1915‐1983。1940年代後半のパルプ雑誌から’80年代初頭まで犯罪小説を書き続けた職人作家。のちにノンフィクションも数冊執筆し、好評を得た。《マンハント》初期や《アルフレッド・ヒッチコックズ・ミステリマガジン》に数多く寄稿し、さらにはペイパーバック作家として「刑事スタスキー&ハッチ」などの人気TVドラマのノヴェライズを手掛けた。また、エラリー・クイーン・チームのオリジナル作品も執筆

田口俊樹 : 1950(昭和25)年、奈良市生れ。早稲田大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たま

    リチャード・デミングは10年代生まれ、40〜80年代に活躍した。最近電子書籍でたくさん読めるようになったそう。戦後のアメリカのミステリはハメット、チャンドラー以降たくさん読んだと思うが、この作家は初めて。アメリカ都会ミステリの「詩情」や洒脱さを期待して読んだが、その点は期待外れ、第二次大戦帰りの探偵ムーンが強すぎ、もてすぎで、図らずも大戦後のアメリカの男性像、女性像について考えさせられた。とにかくスピード感はあり、ぐいぐい読ませてくれるので待ち時間や移動のお供にはありがたかった。

  • ナミのママ

    1948年〜1951年にかけて「パルプ・マガジン」に掲載された7作を収録。主人公マニー・ムーンは右足が義足、顔も潰れている。ところが義足は武器に変わり、なぜか美女にモテる。タフで皮肉屋だけど、ユーモアもたっぷり、最後は見事に事件解決。どの作品も古さを感じさせず、謎解きに頭を悩ませ、ジョークに笑い、痛さに目をつむり、読み応えたっぷりの作品集。この作家さん、巻末によればかなりの作品数で翻訳されたものもあったようだが全く知らなかった。750ページ超えを感じさせない。

  • タツ フカガワ

    ボクシングで注目され、従軍してレンジャー部隊で活躍。が、戦闘中に右足の膝下を失いながら、除隊後探偵業を始めたタフガイがマニー・ムーン。彼が手掛けた7つの事件を描くハードボイルド/ミステリーは、密室殺人の謎解きも面白ければ、異色の経歴のマニー・ムーンという人物も魅力的で、作中の会話も洒落ていて、読み終えるのが惜しかった一冊です。これは1948〜1951年にミステリー系パルプマガジンに掲載されたなかから選ばれた文庫オリジナル企画。とはいっても今読んでも色褪せない作品ばかりで望外に楽しみました。ぜひとも続編を!

  • stobe1904

    【本格ミステリ+ハードボイルド】40年代後半~50年代前半に出版された短編と中編の7作から構成されている。乾いた小気味の良い文体のタフガイハードボイルドだが、密室殺人など不可能犯罪を解き明かすパズラー要素がうまく融合した、これまであるようでなかった斬新さが何より印象的。また戦争で負傷し義足となった探偵マニー・ムーンや一癖も二癖もある脇役たちのやりとりがユーモラスで理屈抜きに楽しい。未訳や絶版が多い作家なので、これを機に出版を続けてほしい。★★★★★

  • しゃお

    タフガイな私立探偵。ハードボイルドだけれど、最後に関係者を集めての謎解きなど、ミステリとしてもしっかり楽しめます。ニヤリとするような気の利いたセリフや描写も楽しかったなぁ。

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