リチャード・オースチン・フリーマン

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ポッタ-マック氏の失策

リチャード・オースチン・フリーマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784846007850
ISBN 10 : 4846007855
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ポッターマック氏の生活は、執拗なゆすりに耐える日々だった。意を決した彼は、綿密な計画のもとに犯人を殺害する。その捜査に科学者探偵ソーンダイク博士が乗り出し…。「ホームズのライヴァルたち」第4弾。

【著者紹介】
オースティン・フリーマン : 1862〜1943、リチャード・オースティン・フリーマン。ロンドン生まれ。1880年にミドルセックス病院付属医科大学に入学し、その後、王立外科医科大学などで働く。デビュー作は、アフリカのガーナに植民地付医師補として赴任した際の探検を本にまとめたTravels and Life in Ashanti and Jaman(1898)。科学者探偵ソーンダイク博士シリーズは、第一作『赤い拇指紋』(1907)をはじめとして、長編21作、短編40作以上を数え、「シャーロック・ホームズのライヴァルたち」の代表格とされている。また、クリフォード・アシュダウン名義の作品もある

鬼頭玲子 : 藤女子大学文学部英文学科卒業。インターカレッジ札幌在籍中。札幌市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • geshi

    ミステリに置ける探偵と犯人との頭脳戦の楽しみを抽出した倒叙ミステリの古典。ポッターマック氏の偽装工作を細かく描いて、読者に犯人視点のハラハラを体感させる。事情からすればあまりに可哀想な彼の動機に共感が生まれ、完璧な計画犯ではなく様々な状況から駄目うちをしてしまう弱い人間な事もあり、ついつい肩入れしてしまう。それゆえ、ソーンダイク博士が仮設として犯行を明らかにしていく過程に恐ろしさを感じる、いい追い詰められ方。トリックに時代は感じるが決して古びてはいない質の高さ。

  • 本木英朗

    英国のミスれり作家、オースティン・フリーマンが生み出したソーンダイク博士ものの長編の一つが、この作品である。俺は2008年に一度読んだっきりなので、今回で2回目である。しかしさすがソーンダイクである。推理の一端だけは俺でもできたんだよねえ、今回は。しかも今回は、真犯人のポッターマック氏もよかったしねえ。いやはや、さすがフリーマンであった。また他の作品ももう一度読もうと思う。

  • 内島菫

    本書の内容が、直前に読んだ『証拠は眠る』でソーンダイクが語った自分も殺人を犯すかもしれないケースそのままだったことに驚く。しかし、本書のように倒叙形式のしかも長篇の場合、犯人にソーンダイクに勝るとはいえないまでも明らかに見劣りしないほどの知性と忍耐力や人間的な魅力がなければ、物語を引っ張っていくほどの原動力にはならないだろう(もちろん本書の犯人はそうした原動力を持っている)。また本書は、私がこれまで読んだソーンダイクものでは珍しく登場人物が語り手とならないタイプであり、

  • ホームズ

    犯人が分かっているうえに被害者に同情の余地がないので応援したくなってしまう(笑)ソーンダイク博士にあまり頑張ってほしくない感じでした(笑)後半の作戦については若干微妙な気がしますね。ちょっと無理のあるトリックな気がしてしまいます。とりあえず最後はいい感じで良かったです(笑)

  • ホームズ

    倒叙ミステリ。犯人が先にわかってるから、応援してしまう(笑)無実の罪で投獄、脱獄そして強請られる(--;)逃げ切ってほしいなって(笑)古いミステリだから科学的にあのトリックで逃げ切れるのか謎(笑)今なら絶対無理だと思う(笑)

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