リチャードオヴェンデン

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攻撃される知識の歴史 なぜ図書館とアーカイブは破壊され続けるのか

リチャードオヴェンデン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784760154425
ISBN 10 : 4760154426
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

あらゆる図書、民族の記録は、古代から現在までくり返し破壊されてきた。さらに公文書の改竄、文書偽造、フェイクニュースにより事実も損なわれている。われわれの「知識」は、つねに危機的状態にあるのだ。

目次 : 土に埋もれた粘土板のかけら/ 焚きつけにされたパピルス/ 本が二束三文で売られたころ/ 学問を救う箱舟/ 征服者の戦利品/ 守られなかったカフカの遺志/ 二度焼かれた図書館/ 紙部隊/ 読まずに燃やして/ 降り注ぐ砲弾/ 帝国の炎/ アーカイブへの執着/ デジタル情報の氾濫/ 楽園は失われたのか?

【著者紹介】
リチャードオヴェンデン : 2014年からボドリアン図書館の館長を務める。それ以前は、ダラム大学図書館、貴族院図書館、スコットランド国立図書館、エディンバラ大学に勤務していた。ダラム大学とユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで教育を受け、オックスフォードのバリオール・カレッジの研究員。2019年の女王誕生記念叙勲で大英帝国勲章のオフィサー(OBE)に指名された

五十嵐加奈子訳 : 翻訳家。東京外国語大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 緋莢

    図書館本。<偉大なる古代文明が生み出した最もすばらしい図書館と称される>アレクサンドリア図書館。一度に焼け落ちた、と自分も思っていたのですが、実はそんなことはなく、何度かあった火災に加えて、図書館機構の放置と、パピルスの経年劣化があわさり、徐々に失われていったようです。1534年、ヘンリー八世の時代には修道院の解体が行われ、その際に大修道院の一つであったグラストンベリーは1000冊ほどの写本が破壊された(続く

  • vonnel_g

    アレクサンドリア図書館の時代より、征服者は知を破壊し文化を殺す。犠牲になった書物と、書そのものひいては文化を守ろうとした人々と征服者との攻防。それだけではなく図書館の役割として行わなければならない資料の取捨選択の難しさ、カフカやシルヴィア・プラスの例をひいて個人のプライバシーと記録の保持の両立の難しさについての言及も。図書館について学ぶ人におすすめ。デジタルアーカイブの構築にはどこも頭を悩ませているようで。

  • コウみん

    リアル図書館戦争。 昔から図書館などの検閲は存在してきた。 今でも情報の検閲はずっと続けている。 実際に古代中国の焚書坑儒、レイ・ブラッドベリの「華氏451度」みたいに多くの本が見えない権力に燃えていた。 ちなみに「図書館の自由に関する宣言」の第1は「資料収集の自由」である。

  • 佐倉

    古代メソポタミアからウェブ時代まで、情報がいかに攻撃され、消滅していくのかを追う。知が力の象徴であった時代ではトロフィーとして書籍は略奪されたり破壊され、ある時は宗教的な対立によって書物が散逸する。不都合な事実を隠蔽するため破壊されることもある。一番示唆に富んでいて日本人として身近に感じたのは「アレキサンドリア図書館はなぜ消えたのか」という話。過去の歴史家はカエサルやカリフが破壊したと著述してきた。しかし現代の歴史学においては関心の低下による放置と資金不足が原因としている。身も蓋もないが他人事でもない。

  • Go Extreme

    書物が焼かれる場所では、いずれ人間も焼かれるだろう 過去を記憶にとどめない者は、過去を繰り返す 土に埋もれた粘土板のかけら 焚きつけにされたパピルス 本が二束三文で売られたころ 学問を救う箱舟 征服者の戦利品 守られなかったカフカの遺志 二度焼かれた図書館 紙部隊 読まずに燃やして 降り注ぐ砲弾 帝国の炎 アーカイブへの執着 デジタル情報の氾濫 楽園は失われたのか? 図書館や公文書館はなぜ必要なのか

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