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ISBN 10 : 4150505691
Content Description
英国人ジャーナリストは東北の地で何を見たのか?東日本大震災直後から被災地に通い続けた著者は、石巻市立大川小学校で起きた事故の遺族と出会う。児童74人と教職員10人は、なぜ津波にのまれたのか。さらに、被災地で相次ぐ幽霊の目撃談に興味を持った著者は、被災者のケアを続ける僧侶と巡り会う。大川小の悲劇と「霊たち」の取材はいつしか重なり合い…。遺族が原告となった裁判の後日談を伝える著者あとがき収録。英国ラスボーンズ・フォリオ文学賞受賞、日本記者クラブ賞特別賞受賞。
目次 : プロローグ 固体化した気体/ 第1部 波の下の学校(行ってきます/ 子どもたちはどこに?/ 地獄)/ 第2部 捜索の範囲(豊かな自然/ 泥/ 老人と子ども/ 説明/ 幽霊/ ほんとうに知りたいこと)/ 第3部 大川小学校で何があったのか(古い世界の最後の時間/ 津波のなか/ 三途の川)/ 第4部 見えない魔物(蜘蛛の巣都市/ 真実がなんの役に立つ?/ 津波は水ではない/ 宿命/ 険しく急な小道/ 思い出のとらえ方)/ 第5部 波羅僧羯諦―彼岸に往ける者よ(鎮魂/ 救済不落海)
【著者紹介】
リチャード・ロイド・パリー : 英“ザ・タイムズ”紙アジア編集長および東京支局長。1969年生まれ、英国・マージーサイド州出身。オックスフォード大学卒業(英文学専攻)。1995年に“インディペンデント”紙の東京特派員として来日。2002年より“ザ・タイムズ”紙へ。東京を拠点に、日本、韓国・北朝鮮、東南アジア地域を主に担当。これまでにアフガニスタン、イラク、コソボ、マケドニアなど27カ国・地域を取材し、イラク戦争、北朝鮮危機、タイやミャンマーの政変などを報じてきた。『黒い迷宮』は、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の「最優秀犯罪実話賞」およびサミュエル・ジョンソン賞の候補作に選ばれ、邦訳版も大きな話題を呼んだ。また『津波の霊たち―3.11 死と生の物語』は、2018年ラスボーンズ・フォリオ賞、2019年日本記者クラブ賞特別賞を受賞
濱野大道 : ロンドン大学・東洋アフリカ学院(SOAS)タイ語・韓国語学科卒、同大学院タイ文学専攻修了、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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青乃108号
読了日:2025/09/09
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読了日:2024/03/09
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