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黒い兄弟 上

リザ・テツナー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784751530719
ISBN 10 : 4751530712
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日照りの年、ジョルジョのもとに突然あらわれた“ほえ傷の男”アントニオ・ルイニ。それは、ミラノからアルプスまでその名をとどろかせる恐ろしい“奴隷商人”だった…。

【著者紹介】
リザ・テツナー : 1894年、ドイツ東部に生まれる。1933年、ナチスの政権掌握とともにスイスに亡命。1963年に亡くなるまで、『黒い兄弟』の舞台になっているルガーノ近郊で創作活動に従事した

酒寄進一 : 1958年、茨城県に生まれる。和光大学教授、ドイツ文学翻訳家。2021年、コルドンの「ベルリン3部作」(岩波少年文庫)で日本子どもの本研究会第5回作品賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • NAO

    【2021年色に繋がる本読書会】スイスの貧しい村の少年たちを買い取ってミラノの煙突掃除人に売っていたという実話を元にした物語。国境を越えるため湖に出たボートが嵐に遭い乗っていた少年たちの大半が溺死したのも事実。身の置きどころがない煙突掃除の少年たちが「黒い兄弟」というグループを作って助け合い励まし合う姿に声援を送りながら読み進める。それにしても、人間は、どうして弱い者、後ろ盾のない者に対してこうも残酷になれるのだろう。

  • marumo

    上下巻。スイスの貧しい村からミラノへ、煙突掃除夫として売られる子どもたち。勝気でまっすぐなジョルジョが母親の治療費のためにミラノへ売られていく件はさながらスイス版おしん。狭い煙突の中を登り素手で煤を掻き出す過酷な仕事。掃除夫仲間の結社「黒い兄弟」や町の子たちの「狼団」はどっちもけっこうバイオレンス。何よりダメなことは卑怯なことで、小狡いアンセルモはボコボコに。昔の児童文学って結構猛々しいわね。名作劇場的展開の王道ストーリー。かつて煙突の中で煤と恐怖と格闘した子どもたちに心から祈りを捧げます。

  • 縄文会議

    タイトルと煙突掃除夫として売られるというあらすじから辛く苦しい話かと思ってたけど読んだら全然印象が違う。ハラハラドキドキの冒険物語。ジョルジョ達が受ける扱いはひどくて辛くはあるんだけど、その中で力を合わせる少年達の勇気に胸が熱くなる。最初のジョルジョのおばあさんのセリフが印象的。この作品の芯の部分な気がする。アンジェレッタが好きでした。手にとりやすい新装版すごくいい。漫画絵ではないがかっこいい表紙すごく素敵。そしてずっと誰が誰だろうと考えている。→

  • syk

    好きだったはずなのに全然覚えてなかった「ロミオの青い空」が去年期間限定でYouTube配信されたため、全話視聴し、号泣し、激長感想を書き、原作が廃刊且つ復刊予定なことを知り、復刊後購入したもののなかなか読む暇がなく、発売1ヶ月経ってようやく上巻読了!アニメもそうだったけど本当に子供向けとは思えない、ハードな内容。でもこんな毎日を過ごしていた子供は確かに存在していた。というかアニメはあれでもマイルドになっていたんだなあ…… 作者による最初のメッセージが良い。下巻読むぞ。

  • ハニワ

    ロミオの青い空の原作ということですが、名作だと思う。時代背景からも、今では考えられない受け入れがたい境遇で生きていた煙突掃除の少年たちの話。永く語り継がれる 作品であり続けてほしい、深い、作品。

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