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ISBN 10 : 4622090902
Content Description
ヒトラーが政権を掌握した1933年、アンネの母親エーディトは、母国ドイツからアムステルダムに家探しにやってきた。物語はここから始まる。ドイツは1940年にオランダを占領、そしてフランク一家が隠れ家に消えるのはその2年後だ。しかし潜伏までの約8年間、アンネは家の前のメルウェーデ広場を親友たちと「少女ギャング」よろしく闊歩し、小さな子供たちの世話をやき、隣人たちと豊かな時間を過ごしていた。一方、アンネの親友たちとその家族はどうなったか。外国に脱出する一家もあったが、大半は拘束され、収容所へ送られた。著者は、この広場でかつてくり広げられたユダヤ人住民の日常、祭り、迫害、密告、抵抗の一部始終を、元住民へのインタビューや史料の渉猟から再現する。大きな歴史を反映した、小さなコミュニティの物語だ。
目次 : 1933 最初のドイツ系ユダヤ人住民/ 1934 新しい生活/ 1935 明暗こもごも/ 1936 新たな隣人たち/ 1937 休息のオアシス/ 1938 募りゆく不安/ 1939 迫りくる戦争/ 1940 開戦の年/ 1941 一斉検挙のはじまり/ 1942 東方への移送/ ユダヤ人住民狩り/ 不安、飢餓、極寒/ 「解放」
【著者紹介】
リアン・フェルフーフェン : アムステルダム自由大学で歴史学を専攻。アンネ・フランク・ハウスや第二次世界大戦関係の組織に20年以上勤務し、アンネ・フランク、第二次大戦関連の研究をおこなう。著書、Anne Frank Beyond the Diary(共著、1995)は、ALA Notable Book,A YALSA Best Book for Young Adultsなどに選定される。2003年以来、本書の舞台であるメルウェーデ広場に住む
水島治郎 : 東京大学教養学部卒業。1999年、東京大学大学院法学政治研究科博士課程修了。甲南大学法学部助教授などを経て、千葉大学大学院社会科学研究院教授。専攻はオランダ政治史、ヨーロッパ政治史、比較政治。著書に『反転する福祉国家:オランダモデルの光と影』(岩波書店、2012、第15回損保ジャパン記念財団賞)、『ポピュリズムとは何か:民主主義の敵か、改革の希望か』(中公新書、2016、第38回石橋湛山賞)。他に共著・編著多数
佐藤弘幸 : 東京外国語大学卒業。1971年、一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。東京外国語大学教授を経て、同大学名誉教授。専攻はオランダ語。オランダ史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ぐうぐう
読了日:2023/01/31
つちのこ
読了日:2022/09/06
uniemo
読了日:2022/10/12
takao
読了日:2022/11/23
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