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ハチは心をもっている 1匹が秘める驚異の知性、そして意識

ラース・チットカ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622097679
ISBN 10 : 4622097672
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ハチは「群知能」だけでなく、1匹1匹が高度に進化した心をもっていた! ハナバチの認知研究の権威である著者が、ハチ1匹の内にある驚くべき精神生活を説き明かす。高速の思考。柔軟な問題解決力。ヒトより密度の高い時間を経験している。数を数え、道具を使い、ほかの動物から問題解決の方法を盗みさえする。そして、その心には情動や内的表象も‥‥。ハチの内面を探る数々の実験の巧みさにも脱帽。本書を読む前と後で、ハチはもちろん、すべての昆虫への見方が変わらずにはいられない。

【著者紹介】
ラース・チットカ : 英・ロンドン大学クイーン・メアリー校教授(感覚・行動生態学)。動物の感覚・学習・認知と進化・生態にまたがる幅広いテーマで研究をおこなっている。特に、ハナバチの心・知性と行動の研究を牽引する第一人者として世界的に知られ、300本近い論文を査読誌に発表している。PLoS Biologyの編集委員(2004‐現在)、PNASのゲスト編集委員(2023)、Proceedings of the Royal Society Bの編集委員(2010‐2012)など、トップジャーナルの編集メンバーも歴任

今西康子 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    みすず書房が久しぶりに素晴らしいまた楽しい科学分野の本を出してくれました。数十年前には「みすず科学ライブラリー」というのを出版してくれて、コンラート・ロレンツの「攻撃」やステントの「進歩の終焉」などを楽しんだものでした。この本ではハチの驚異的な認知機能がどのようになっているのかをわかりやすく説明してくれています。今まではテレビなどの情報としてのミツバチやスズメバチなどの生態しか知らなかったのが目からうろこのような感じです。蜂の巣を作るのもかなりの機能でのことだそうです。いい本だと思います。

  • たまきら

    私が普段観察しているハチはニホンミツバチですが、群れごと、そして群れの中でも経験値などで「性格」が現れているように感じられます。ミツバチ仲間だった久志さんは、スズメバチに襲われた群れが彼の元に助けを求めに来た話をしていましたが、実際声がけをして匂いを記憶してもらっておくと、警戒される頻度が減るのは体感しています。巻末に小野先生の推薦文があり、ニホンミツバチを愛する私はほっこりしましたとさ。

  • mim42

    良書。ハチの科学から意識の科学へ。ハチが意識を持つか否かが直接の主題では無いが、少なくとも主観的体験があるはずだという立場。「意識」という概念は、ヒトとハチの間では同じ機能セットを指し得ない。ハチが意識を持つとするならばそれは人間のものとは大きく異なるだろう。様々な形態で存在する多様な意識の抽象化と特徴化を含む「比較意識学」が待望されている。ハチの個性や性格の章で、「洗い物が溜まっても気にならない人と気になって洗ってしまう人」の喩えがハマっていた。自己認識については単一モーダルミラーテストでは不十分かも。

  • パン太郎

    以前うちの庭にアシナガバチが巣を作ったことがあった。虫嫌いの友人に話すと「ぎゃー」とのことだが、実際のハチは私の顔を覚えてじーっと見たりなんかしてホントに可愛い。ということで本書を手に取りました。顔、やはり覚えるのだそうです。個体によって性格や知力も違っていたり、またその多様性が種の保存に寄与しているなど、親しみが湧きます。また来ないかな..

  • たかぴ

    無機質で機械的な存在だと思っていたハチ。だが、意外と間違いもするし学習能力には個体差があったりする。 感視覚や嗅覚など人間とはかなり違う器官もあるので同じように考えるわけにはいかないが、心象、脳内にも想像はしてみたくなる。

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