ラヴァンヤ・ラクシュミナラヤン

Individuals/organizations Page

Books

頂点都市 創元sf文庫

ラヴァンヤ・ラクシュミナラヤン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488624118
ISBN 10 : 4488624111
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

荒廃した世界から浮上したかつてのベンガルールの街は、徹底的に能力本位の技術統治体制がしかれ、頂点都市≠ニ改名して繁栄を極める。この街の住民は生産性とソーシャルスコアにより評価され、上位二割と中間七割のヴァーチャル民は最新テクノロジーを駆使した生活を享受している。だがそこから排除された下位一割のアナログ民のあいだでは、叛逆の胎動が‥‥衝撃の近未来を描く、インド発、ローカス賞・クラーク賞最終候補作。

【著者紹介】
新井なゆり : 筑波大学卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

    インドのぶっ飛んだSFディストピア。SNSがインフラや階級を握るとどうなるかな?とお話し。フォロワーの反応が自分の生活、生命、階級の維持を左右するので、バカバカしいまでに超真剣になるのも頷ける。常に自分を高めるべく努力し続けないといけない。最下層のアナログ民が恐れる「菜園」とは何か。感情をコントロールするアプリ(そういう名前でないけど)。社会的な出産。落とし所はどこか。こうきたか!

  • わたなべよしお

     連作短編集だったのねー、何かおかしいと思っていたけど。所謂、ディストピア小説なのかなぁ、なかなかユニークで面白い世界を構築してあって、それ自体は悪くないんだけど、とにかく全体としてストーリーが全然、進まない、展開しない。それも連作短編集ということなら一応、理解はできるけどね。だから評価は少し難しいな。

  • 本の蟲

    様々な特権を持つ上位2割民。上位への昇進を目指し、下位への追放を恐れる中間7割民。原始的なテクノロジーしか許可されず、アナログ民と蔑まれる下位一割民。徹底した能力主義都市のディストピアSF。大きな流れではアナログ民の反乱が語られるが、昇進間近の中間民が受ける思想教育、自然分娩を宣言した上位民がもたらした周囲の混乱、下位民を動物扱いする「アナログ民見学ツアー」に違和感を抱く中間民ガイド、優秀賞表彰式におびえるアバター利用の上位民インフルエンサー等、無数の短編であらゆる階層の人間模様を見せてくれる短編連作。良

  • おだまん

    インド発のディストピアSF。生産至上主義の格差社会で色々な立場の人たちの短いエピソードで塗り潰され、物語の全貌が見えてくる。私を離さないでを思い起こすシーンなど戦慄でした。この思想はカースト制度が下地にあるんだろうなぁと思われるけれど、まったく現実離れしていないと思うと恐ろしいです。

  • 君塚

    壁で隔てられた都市、テクノロジーと生産性で統制される内側と迫害される外側、そして反乱。ディストピアSFとしては素朴で、設定自体に目新しいアイデアはなかった気がする。連作短編集とのことで、内側と外側の様々な人物について頻繁に視点が切り替えながら、個人的な経験を積み上げるように物語が進行していく。インドの作家によってインドを舞台にこれが書かれているという点が興味深いところで、壁を作る・線を引くという話は現代的あるいは歴史的な主題でもあって、単純にそれがなくなってめでたしめでだしという話でもないのかもしれない。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items