Books

強い国家の作り方

ラルフ・ボルマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784828417707
ISBN 10 : 4828417702
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ドイツ本国で大ベストセラー!旧東ドイツ出身の物理学者にすぎないメルケルが、なぜ欧州に君臨する巨魁となったのか?ドイツを代表するジャーナリストが、その実像を鋭利な筆で暴きだす話題作、日本上陸!

目次 : 旧東ドイツ出身の、オペラ好きな女性物理学者/ メルケルの決断は「ユーロ救済」/ 社会主義国から来たメルケルがなぜ「保守派」に/ 三・一一フクシマ原発事故後の素早い「脱原発」決断/ 「旧東ドイツ風リベラル」から「自由主義・資本主義」へ/ メルケルは「二一世紀の戦争」にどう対応したか/ ドイツの「国家理性」は今も「ナチス否定」/ 「福祉国家」のためにお金を稼ぐ資本主義/ あざやかな「連立の魔術師」/ ドイツをEUの盟主に押し上げる/ 「危機の時代」に光るメルケルの統治力

【著者紹介】
ラルフ・ボルマン : 1969年、ドイツのバート・デュルクハイムに生まれる。ジャーナリスト・作家。テュービンゲン大学、ボローニャ大学、ベルリン・フンボルト大学で歴史学を専攻する。ドイツとイタリアの社会民主主義の比較に関する論文で修士号を取得。在学中からロイトリンガー・ゲネラール・アンツァイガー紙、南ドイツ新聞、ツァイト紙、ターゲスツァイトゥング紙等に寄稿する。1998年からターゲスツァイトゥング紙編集部に勤務し、2003年以降国内政治部長を務め、2008年以降は国会担当。2011年よりフランクフルター・アルゲマイネ新聞日曜版の政治経済部記者。ベルリン在住

村瀬民子 : 愛知県名古屋市生まれ。東京大学文学部卒業後ドイツに留学。1998年から2000年にかけ外務省在ドイツ日本大使館専門調査員。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了、同博士課程満期退学。2013年に東京外国語大学でドイツ語非常勤講師を務める。現在、群馬大学、東洋大学他で教鞭を執る。早稲田大学演劇博物館招聘研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 1.3manen

    13年初出。彼女は自国で具体的な改革となると、何もしていないとも(51頁)。社会民主主義的に=責任ある政治を実践的に開始するという意味(71頁)。彼女は読書家でもあるようだ(155頁)。 旧東独出身の彼女は、質素な暮らしぶりで、英語の勉強に英字新聞を苦労して購入した経緯が ある(訳者あとがき252頁)。EU経済を牽引してきた彼女の功労は大きいと思う。PIIGSのように 足を引っ張る諸国もあるが、生産性が高くないと短時間で労働を終えることができないと思う。 日本人の長い労働時間を再考する必要も感じる。

  • Humbaba

    タイミングを見て自分の立場を180度変化させる。形勢が悪いとなると立場を変えるという手段を取るのは悪いことではないものの、下手にやれば周囲からの信頼を失いかねない。だからこそ、上手に時流を見極めて、叩かれない形で立場を変えるというのも、政治家の大切な技術の一つであろう。

  • うれい

    コロナ対策の鮮やかな手腕に今注目が集まっているドイツのメルケル首相。そんなメルケル首相について知りたいと思っても、日本で彼女について書かれた本は意外と少ない。本書はドイツのジャーナリストがメルケル首相の変遷を辿ったもので、ドイツの政党や政治家の名前がポンポン出てくるので、話に置いてかれてしまう部分も正直ある(ただ最低限知っておくべき政党や年表は最初に載っている)。安倍首相と同い年でありながら、安倍首相にはない力強さを感じさせるメルケル首相。ドイツ人の世論を的確に汲み取ってくれる頼れる女性リーダー。

  • Haruko

    ボローニヤ大等で歴史学を修めたジャーナリストが、ライライプツィヒ大 物理学者による「強い政権の作り方」の経過を語る。事実の羅列に過ぎないのは、公平な視点が求められるジャーナリスト故と考えても、結論のない印象。物理学者としての素地が、冷徹な政権人事に繋がり、手の平で政治エリートを転がす。「原子力はエコエネルギー、イデオロギーの問題で原子力発電に反対するなんて馬鹿げている」としながらフクシマが起こると「私自身の転換」と簡潔に説明して週明けには脱原発に素早く方向転換。知ったかぶりした当事国首相の振舞いと対照的

  • yyrn

    残念ながら、私には感動も驚きも興奮も納得もなく、ニュースを読んでいるような、ああーそうなんですか、よく分からないけど、という程度の感想しか湧かなかった。ドイツ人が国内向けに書いた本だから国民が当然知っている事件や政策などとのつながりがピンと来ず、理解不足のせいかとも思ったが、でも、一番は読み物としての面白味に欠けている点だと思う。ただ、この本を評価している人もいるので私の理解力が不足しているだけかもしれない。なお、枕元に置いていて夜中にスタンドを点けて表紙が目に飛び込んでくると、毎回この顔にギョッとする。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items