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新編 日本の面影 Ii 角川ソフィア文庫

ラフカディオ ハーン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044094867
ISBN 10 : 4044094861
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

代表作『知られぬ日本の面影』を新編集する待望の第2弾。「鎌倉・江ノ島詣で」「八重垣神社」「美保関にて」「二つの珍しい祭日」ほか、日本に対するハーンの想いと細緻な眼差しを感じる新訳十編。

【著者紹介】
ラフカディオ ハーン : 1850年、ギリシアのイオニア諸島にあるレフカダ島で、アイルランド人の父とギリシア人の母の間に生まれる。幼くして父母と別れ、19歳でアメリカに渡る。以後、世界各地を転々とし、90年、通信記者として来日。同年、小泉節子と結婚。96年帰化し、小泉八雲と改名。英語、英文学を講じる一方、日本人の内面や日本文化の本質を明らかにする作品を描き続けた。1904年没

池田雅之 : 三重県尾鷲市出身。早稲田大学教授・同国際言語文化研究所所長。比較文学・比較基層文化論専攻。NPO法人鎌倉てらこや顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    小泉八雲の「日本の面影」第2作です。第1作に収められなかった10の作品を集めています。とくに「鎌倉・江ノ島詣で」は昔の情景が描かれていて非常に参考になりました。また「日御碕にて」というのは私も行ったところであったのでなつかしく感じられましたが昔は船でしか行かれなかったようで大変であったというのがよくわかります。また奥さんであった小泉節による「思い出の記」も八雲の普段を知ることができました。

  • HANA

    相変わらずハーンの描く明治日本は穏やかで細部に神が宿り、幻想と童話が地続きの理想郷みたい。出雲旅行が中心となっていた前巻に引き続いて、今回も出雲を巡る旅が多めとなっている。それでも惹き付けられたのは旅行という非日常以外の部分、「盆市」や「狐」「二つの珍しい祭日」といった日常を描いた所かなあ。日常、どこにでもあるようなありふれた一日がハーンの筆にかかると、それはフェアリーランドに一変してしまう。巻末に「思い出の記」、久々に読み返したが、これらの文章がハーンの人柄と不即不離にあるのだなと納得させられた。

  • らぱん

    続編はかなりトーンが違う。べた褒め感が薄くなり、シニカルにも見えるクールで突き放した面白さに笑えるところもあった。見世物小屋やお化け屋敷を探訪するくだりはそうとう可笑しい。ジャーナリスティックなあるいは民俗学的な側面を強く感じ、柳田國男や宮本常一以前としての興味深さもある。また、この巻の楽しみは付録の小泉節子による「思い出の記」で父や夫としてのハーンや小泉家の様子が微笑ましく、たどたどしい日本語会話に見えてくるハーンの人間像があり、ハーンの著作が節子とやり取りの中で出来上がったというような論を納得した。↓

  • ロビン

    横浜、鎌倉、江ノ島、松江、出雲、隠岐を舞台に、明治期の日本の「逝きし世の面影」を愛を込めて書き留めたハーンの紀行文、第2巻である。子を亡くした母の愛が沁みる「盆市」、空海の書家としての伝説を扱った「弘法大師の書」、当時のお化け屋敷の様子を微笑ましく描いた「幽霊とお化け」などが収録されているが、全体のトーンは前巻よりは落ち着いている。奥様である小泉節子さんが、日本人より日本文化を愛し、繊細で優しく、無邪気で、一方でこうと思うと頑固であったハーンとの日々を愛しげに回想した「思い出の記」も素晴らしかった。

  • ともとも

    小泉八雲の旅行記や、感じたこと、考え方を綴った一冊。 よほど日本の事が好きで、よく研究されているという感じがしながらも なるほどな!と思わされることもあり、さらには奥様である節子さんの手記も載っていて節子さんの献身的な愛、小泉八雲の思いやりを感じ取ることが出来ました。 小泉八雲の大切にしたいたもの、節子さんからみた小泉八雲の姿などを凝縮しながらも生き方、考え方に触れていく。 日本の事、人間にとって大切なものや事を、いろいろと感じ、考えさせられる一冊で良かったです。

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