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パレスチナ戦争 入植者植民地主義と抵抗の百年史 サピエンティア

ラシード・ハーリディー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784588603716
ISBN 10 : 458860371X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アラファートらPLO幹部やサイードなど知識人たちと親交のあったパレスチナ研究大家の初邦訳。膨大なインタビューと、確かな知識に裏打ちされた歴史叙述をベースに、イギリス委任統治政府に追放された伯父や国連に勤務していた父親の話、イスラエルのレバノン侵攻で娘を抱えて逃げた自身の経験など家族史を織り交ぜ、強大な権力に翻弄されてきた民族の一世紀を描き出す。彼らの自決権が否定されてきた先に現在の混迷がある。

【著者紹介】
ラシード・ハーリディー : 1948年、米国ニューヨーク生まれ。博士。コロンビア大学エドワード・サイード特別記念教授(現代アラブ政治)。ベイルート・アメリカン大学(AUB)で教鞭を執り、2003年より現職。パレスチナ研究所(IPS)発行Journal of Palestine Studies編集委員。中東近現代史を幅広く専門とする。1991〜93年にマドリードとワシントンでイスラエルとパレスチナの和平交渉に顧問として参加。米国によるパレスチナ問題への関与についても著作多数

鈴木啓之 : 東京大学大学院総合文化研究科スルタン・カブース・グローバル中東研究寄付講座特任准教授。日本学術振興会特別研究員PD(日本女子大学)、日本学術振興会海外特別研究員(ヘブライ大学ハリー・S・トルーマン平和研究所)を経て、2019年9月より現職

山本健介 : 静岡県立大学国際関係学部講師。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程(五年一貫制)修了(博士:地域研究)。日本学術振興会特別研究員PD(九州大学)を経て、2021年4月より現職

金城美幸 : 立命館大学生存学研究所客員研究員、愛知学院大学等非常勤講師。立命館大学先端総合学術研究科(5年一貫制)修了。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員RPD(東京大学)などを経て現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • キュアレフトの本棚

    バルフォア宣言から現在に至るまでのパレスチナの歴史はずっと植民地主義に対する抵抗、いわば戦争状態の歴史であった。またPLOなど抵抗勢力も外交の失敗、またヘゲモニー争いなど一枚岩ではなかったことが批判的に検証される。

  • aruku_gojira

    遡ればオスマン帝国時代のエルサレムに居住していた名家の出で、歴史的出来事にも立ち会った著者が、パレスチナ人の側から見た欧州ユダヤ人のパレスチナ地方への入植活動とパレスチナ人の抵抗運動を、著者自身の経験を踏まえながら記していく。 既存列強国の支援を受けて建国に至るイスラエルと、国づくりを阻害されたパレスチナ。パレスチナ側の内紛とアラブ諸国の煮え切らない態度など、読んでいて辛いものがある。 余談だが、レバノン侵攻の場面で、NBAのスティーブ・カーの父、マルコム・カーが出てきて、後で気づいてびっくりした。

  • takao

    ふむ

  • ゼロ投資大学

    パレスチナにおける100年におよぶ戦争の歴史は解決する兆しが一向に見えない。何千年にもおよぶユダヤ人とパレスチナ人の民族の存続をかけた決して譲ることのできない戦いであるからだ。歴史的事実と客観的なエビデンスを基に、双方の立場から現実を見ることでパレスチナ問題を考えていきたい。

  • はぜ

    私には難しかった。第1章で挫折。それでも、そもそもどういう状態だったのかという理解の一端には役立った。欧米列強の植民地主義、矛盾する宣言や協定、現在激しさを増すガザへの攻撃。何とか解決する方法はないものか。

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