ライナー・ツィテルマン

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なぜ富裕層は嫌われるのか? 成功者への社会的羨望のメカニズム

ライナー・ツィテルマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784434315510
ISBN 10 : 443431551X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

マイノリティに対する偏見に関する学術的な研究は、人種、性的マイノリティなど、さまざまな集団に焦点が当てられてきた。また、階級差別の研究の文脈で、貧しい人々に対する偏見に関する研究も増えてきている。一方、あるマイノリティに関する偏見についてはほとんど調査されていない。富裕層は社会の否定的な発展のスケープゴートになってきた。なぜ富裕層は嫌われるのか?新進気鋭の社会学者、ライナー・ツィテルマンが調査したデータを駆使して解説を行う。本書は日本向けの特別版で、日本人が富や富裕層についてどのように考えているのかについて新しい章を追加している。

目次 : A 「富裕層」と「偏見」の研究(偏見やステレオタイプとは?/ 階級主義とは?/ 温厚か、有能か?外集団のとらえ方/ 嫉妬に関する学術研究の成果/ ゼロサムという信念。あなたの利益は私の損失である ほか)/ B アジア人、アメリカ人、ヨーロッパ人が考える「富裕層」とは?(日本人は富裕層をどう見ているか/ アメリカ人とヨーロッパ人の富裕層に対する見方/ アジア4カ国の比較:中国、日本、韓国、ベトナムの富裕層に対する態度/ ハリウッド映画の中の富裕層)/ 結論

【著者紹介】
ライナー・ツィテルマン : 1986年、歴史学の博士号を取得。その後、ベルリン自由大学の中央社会科学研究所に勤務。Ullstein‐Propyl¨aen Verlag(当時ドイツ第3位の出版グループ)や有名な日刊紙「Die Welt」での管理職を経て、2000年に会社を設立、ドイツの不動産会社向けコミュニケーションコンサルティングのマーケットリーダーとして活躍するようになる。2016年に会社を売却し、今度はポツダム大学で超富裕層の心理に関する論文で社会学のDr.rer.pol.として2つ目の博士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ゆう

    「偏見」や「ステレオタイプ」といった言葉は、学術やメディアの文脈で日常的に用いられるが、それらは主に「下方向」――貧困層や移民、少数派に向けられた態度として取り沙汰される。一方で、「上方向」――富裕層や成功者、保守層に対する軽蔑や揶揄――についての批判的研究は極めて少ない。「偏見」という概念そのものが、ある種のイデオロギーのもとで運用されており、この非対称性は、研究者たち自身が特定の価値観に深く規定されていることに無自覚であることに起因している。

  • やっこ

    成功者や富裕層への批判や嫌悪は、「他者との比較」から生まれる自己評価の低下が原因であると指摘 特に「自分と似た立場の人が成功したとき」に嫉妬が強くなる 富裕層への嫌悪や批判は、古代から現代まで普遍的に存在する現象。歴史的にも、成功者や資産家は「特権的」「不道徳」と見なされやすい傾社会的嫉妬が強く感じられるのは、「自分と他人を比較しやすい現代社会」と「自己肯定感の低さ」「過去の経験」などが複合的に作用向

  • Take

    書店で目についたので購入した1冊。富裕層に対するイメージを心理学的に考察している。各国の富裕層の印象を調査したアンケートの結果は国によって印象が異なるのが興味深い。後半の映画に対する富裕層の位置づけも参考になる。

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