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ISBN 10 : 4532358833
Content Description
2005年から2020年まで、コロナ禍以前の時代にフィナンシャル・タイムズ紙(FT)編集長として世界中の「権力の側」の人と対話する機会にめぐまれた著者は、世界金融危機、欧州債務危機、ポピュリズムの勃興、ブレグジット、トランプ米大統領就任、米中対立激化という特筆すべきニュースを最前線で目撃した。それは戦後世界秩序の崩壊だった。この間、伝統的メディアは塗炭の苦しみを経験した。若者は主流メディアを信頼しなくなり、ネットで情報を集めるようになった。一国の指導者が「オルタナティブ・ファクト」を広める時代に、デジタル・ファーストを実現した報道機関はいかにしてファクトに基づいた報道を届けられるのか。ブレア、ブラウン、キャメロン、メイ、ジョンソンといった歴代英首相のほか、トランプ米大統領、プーチン露大統領、メルケル独首相、モディ印首相、安倍首相といった世界的要人が登場。世界秩序の「破壊の現場」に立ち会った著者が日記形式で著した回顧録。
目次 : 第1部 金融の時代を生きる(2005年はじまり/ 2006年バブル・トラブル/ 2007年信用収縮)/ 第2部 崖から落ちた世界(2008年リーマン破綻/ 2009年アフターショック)/ 第3部 緊縮経済、レベソン、iPhoneの時代(2010年連立/ 2011年津波/ 2012年ニュー・メディア、オールド・メディア/ 2013年ハッピー・アニバーサリー/ 2014年王室のプランナー)/ 第4部 ブレグジットと右派ポピュリズムの勃興(2015年日経に加わる/ 2016年ブレグジット)/ 第5部 最終幕(2017年中心を保つ/ 2018年プレジデンツクラブ/ 2019年承継)
【著者紹介】
ライオネル・バーバー : フィナンシャル・タイムズ紙(FT)前編集長。2005年から2020年1月まで15年間にわたり編集長を務め、FTを紙の新聞社からデジタルを含むマルチ・チャネルで事業展開するグローバルな報道機関へと変貌させた。編集長時代には有料購読者数100万人を突破、数多の国際的なジャーナリズム賞にも輝いた。在任中、FTは2007年度と2017年度のブリティッシュ・プレス・アワードでニュースペーパー・オブ・ザ・イヤーに、2018年度と2019年度のブリティッシュ・ジャーナリズム・アワードでニュース・プロバイダー・オブ・ザ・イヤーに選出された
高遠裕子 : 翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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