ヨルン・リーエル・ホルスト

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警部ヴィスティング 悪意

ヨルン・リーエル・ホルスト

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094070910
ISBN 10 : 4094070915
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

二人の女性に対する暴行・殺人・死体遺棄の罪で服役中の男が、第三の殺人を告白した。死体を遺棄した場所を供述する見返りに、世界一人道的とされる刑務所へ身柄を移送しろという。ラルヴィク警察の主任警部ヴィスティングらが警備態勢を敷く中、手足を拘束された男が現場に到着した。転倒を繰り返したため足枷が外されると、一瞬の隙をついて男が走り出す。直後爆発が起こり、男の姿は忽然と消えた。残虐な犯罪を繰り返してきた男には、共犯者がいるとされていた。今回の逃亡にもその人物が関与したのか。目の前で逃亡を許したヴィスティングの追跡が始まる。

【著者紹介】
ヨルン・リーエル・ホルスト : 1970年、ノルウェー・テレマルク生まれ。ノルウェー警察元上級調査官。「Nokkelvitnet」で2004年にデビュー。2012年に発表したヴィスティング・シリーズ八作目「Jakthundene(邦題『猟犬』)」で、「ガラスの鍵」賞など三冠を受賞した

吉田薫 : 関西大学文学部ドイツ文学科卒。英米文学、ドイツ文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ

    ヴィステイングシリーズ、どんどん読んでしまう。自重しなくちゃ。猟奇的性犯罪者が告白した、過去の犯罪による被害者を発見するために、警官たちが彼を連れて森に入るシーンから。レスター博士を相手にするかのような緊張感(読者の私が)にのっけから惹き込まれる。刑事の父と記者の娘という構図。ジェンダーの問題もクリアできるように描いている印象だが、実際に北欧ではこんな感じなのかしら。娘のやる気と記者ならではのスクープ欲には、毎度ハラハラさせられる。既訳はあと1冊。小学館さん、シリーズの他作品の刊行もぜひぜひお願いします。

  • buchipanda3

    ノルウェー南部の町を舞台とした警部ヴィスティングもの長編。今作も最後まで謎解きとサスペンス・タッチな展開を楽しめた。警部の堅実な捜査ぶりが魅力のシリーズだが、今回は意外にも衝撃的な出来事から始まる。しかも娘でジャーナリストのリーネも一緒に巻き込まれていた。その現場での警部らしくない不用意な言動は、彼自身にその後も苦味を与え続ける。周囲の不条理な目線にも苦しむが、それ以上に自分の非から目を背けないところが彼らしい。そんな中、まさに猟犬のごとく追い、冷静に手掛かりから糸口を導いたのは流石だったなあと。

  • のぶ

    特に前半がスピーディーな展開で冒頭から引き付けられた。シリアルキラー、トム・ケルが新たな犯行を告白し、司法取引で人道的だと言われる刑務所への移送を要求する。その検証で現場に赴いた際に、手榴弾を爆発させて逃走してしまう。物語の前半の展開は至ってシンプルで、トムの捜索に費やされるが、行方は一向に見つからない。この逃亡には共犯者がいると思われた。後半は展開を広げ、思いもよらぬ方向に導かれることになる。「ヴィスティング」シリーズは「鍵穴」を読んでいたが、それとは違うストーリー進行は、面白い内容の作品だった。

  • Panzer Leader

    ノルウェーを舞台にした静謐な捜査物といったイメージの本シリーズであるが、今回はハデハデな囚人逃亡劇から始まる。その後はいつもの如く地道な捜査が続くが、入れ替わり立ち替わり怪しい犯人候補が登場して、いつになくミステリー色が深め。トラブル招き寄せ体質のリーネが民間人なのに一番体を張ったアクションシーン担当キャラっていうのも何とももはや。これからの行く末が心配。

  • azukinako

    今回も抜群の面白さ。シリアルキラーが遺体遺棄現場から逃亡するという出だしからサスペンスフルなラストまで一気でした。ヴィスティングの魅力はヴァランダーと違って、怒りっぽくて無謀なところがなく、安心して寄り添えるところかな(笑)。でも一番は自分の捜査や判断が間違っていないかどうか常に振り返って反省するところだろうか。父親としても魅力的。娘リーネは仕事への野心もほどほどあり、シングルマザーとしての育児も現実的で親近感がもてる。娘として父親の老いについて感じるところなど、家族の話としても読めるところがいい。

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