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この世で一番おもしろいマクロ経済学 みんながもっと豊かになれるかもしれない16講

ヨラム・バウマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784478017838
ISBN 10 : 4478017832
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「この世で一番おもしろい」これだけの理由


●あの「お笑い経済学者」バウマン、待望の第2弾をドロップ!
――マンキューも認めた「お笑い経済学」に、マクロ版が誕生!


あの世界的経済学者グレゴリー・マンキューの「経済学の10大原理」をパロったプレゼンを行い、大爆笑をかっさらった若手経済学者がいます。


その名も、ヨラム・バウマン。あくまで自称ですが、「世界でただ一人のお笑い経済学者(Stand-Up Economist)」と名乗り、いまや経済学をネタにした「ショー」で世界中を回っている異色の経済学者(ちなみにちゃんと博士号も持っていて、専門は環境経済学)。


彼の原点となったマンキューのパロディ動画は、パロられた本人であるマンキューが絶賛して瞬く間に経済学者の話題を独占、いまではYouTubeで100万回超の視聴回数を誇っています。


そんなバウマンが、漫画家グレディ・クラインと組んでお送りする最強の経済学入門書第2弾、それがこの『この世で一番おもしろいマクロ経済学』。マクロ経済学って、教科書によって言っていることが違うじゃない……。そんなややこしい「マクロ経済学」のイメージを、おバカでちょっとかわいいマンガシニカルな笑いでふっ飛ばしてくれる、それが本書なんです。



●「失業」「お金」から始めて、「グローバル経済」が最後?
――本書最大の魅力は、やっぱり「とっつきやすさ」にあり!


「なんでマクロ経済学はこんなにややこしいのか?」


本書が画期的なのは、バウマンたちがこのことを考え抜いていて、最も「とっつきやすい」構成を実現したこと。つまり、ただマンガにして読みやすくしただけの本ではないんです。


彼らの意図が最も顕著に現れているのは、やはり「構成」。あらゆるマクロ経済学的要素を、一つの国に関わるマクロ経済(Part1:失業、お金、GDPなど)、国どうしのやりとり(Part2:貿易や為替など)、そしてグローバルなマクロ経済(Part3:景気変動、貧困、環境問題、高齢化など)に切り分けて解説していきます(もちろん最大限のユーモアを込めて!)。徐々に視点を上げていくこの順序こそ、本書を魅力的かつとっつきやすくしている最大のポイント。


●ノーベル賞経済学者、マスキン脱帽!!
――続々寄せられる絶賛の声!


もちろん、ただおもしろくて役に立つだけではありません。その内容はお墨付き。世界の名だたる経済学者(もちろんその中にはマンキューも!)から絶賛の声、声、声。


「まさか失業やインフレ、不況のことを爆笑しながら学べるとは! それでいてマクロ経済学の格好のガイドにもなる、画期的な1冊」
――エリック・マスキン(2007年ノーベル経済学賞受賞)



●「訳者・山形浩生」の視点
――日本、いや世界の経済政策を考えるヒントとして


本書には、マクロ経済学というものがいかに移ろいやすいか(だから“ややこしい”と感じる)を、様々な派閥の両論を併記することで示し、同時にあることを読み手に投げかけます。


それは、「これだけまとまらないマクロ経済学が、それでも共有している各種の教訓」の重要さと、日本だけではなく、世界の経済政策がいかにその教訓を踏まえずに走ってしまっているか、です。


――本書に書かれた程度の、マクロ経済学の基本的な処方箋を、日本の――そして世界の経済官僚たちは実施できていないのだ。(本書「訳者解説」より)


さあ、お膳立てはそろいました。あなたもマクロ経済学を学んで、失業、GDP、為替から、まだまだ続く経済危機&財政問題、地球温暖化、なくならない貧困、とどまるところを知らない高齢化……などなど、今われわれを悩ませる大問題をちょっと深く理解してみませんか?


シリーズ第1弾、「ミクロ経済学」編も絶賛発売中!


あのつまらないミクロ経済学をおもしろくしてしまったと話題沸騰! 本書の「ミクロ経済学」編、『この世で一番おもしろいミクロ経済学』も大好評発売中です。





【著者紹介】
ヨラム・バウマン : 経済学者。2003年ワシントン大学でPh.D.(経済学)取得。現在、ワシントン大学、Bainbridge Graduate Institute等で講師として教鞭をとるかたわら、「世界でただ一人のお笑いエコノミスト(Stand‐Up Economist)」(自称)として活躍中(ハーバード大学、オックスフォード大学でも講演歴あり)。専攻は環境経済学

グレディクライン : フリーランスで活躍する漫画家、イラストレーター、アニメーター

山形浩生 : 1964年東京生まれ。東京大学工学系研究科都市工学科修士課程、およびマサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務するかたわら、科学、文化、経済からコンピュータまで、広範な分野での翻訳と執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 小木ハム

    一番おもしろいミクロ経済学の続編。マクロ経済学の大目標は『長期的に生活水準を高めること』『短期的な景気の波を解読すること』政府の金融・財政政策は放任(ジャングル)と過保護(動物園)の間でバランスをとらなければならない。学者たちが大恐慌から学んだ教訓…お金の供給(マネーサプライ)をしぼってはいけない・財政均衡を目指してはいけない・経済成長優先を見直すとか言い出してはいけない。はてさて我々の選択が正しかったのかは長期的にしかわからない。最後はケインズのジョークで締めくくられる『長期的にはみんな死んでまっせ』

  • えちぜんや よーた

    お金・労働も労働も、一般名詞として使われるており、 いちいち、説明がいらないくらい、分かりやすそうに見えます。ですが、 「それぞれの価値は?」「それぞれの関係は?」「時間が変化するとどうなるか?」という問われ方をすると、大変難しい問題になります。今見えている紙幣も、大切ですが、目に見えない「価値」は、もっと重要です。 特に、個人的に「分かりやすかった」と思う個所は、次の通りです。 ・賃金の下方硬直性(P28) ・実質金利の決まり方(P53) ・貨幣錯覚とゆるやかな(2〜3%の)インフレ率(P49・P57)

  • たー

    何で今までマクロ経済学がよく分からなかったかがわかった気がした。

  • 白義

    長期的な経済成長と短期的な景気の安定。マクロ経済学といったって、根本的な目標はこの二つだけで、それを理解するためにいろいろな用語がくっついているに過ぎない。貿易、技術発展、金融政策、国家や世界の経済を動かす現象の基本を分かりやすく解説していて面白いが、マクロ自体学説が混沌としているからミクロ編ほどの鮮やかさはない。でも、基本的に自由貿易や市場メカニズムがもんのすごいっていうのは間違いないし、その延長から宇宙人との異星間貿易だって説明出来るんだ、という明晰さと説明の目配りがレベル高い

  • 大島ちかり

    世界から経済を見られて、とても視野が広がり楽しい一時を過ごせました。経済もまだまだ発展途上でなかなか正しい方向に進められない。私が興味を持ったのは、貧困が発生するしくみ。技術発展は長期的には大きな利益を生むけれども、その犠牲になり、職を失い貧困になる人で溢れる。貧困の問題と高齢化の問題は経済で説明できることが驚きだった。

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