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ハイジ

ヨハンナ・スピリ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784834004397
ISBN 10 : 4834004392
Format
Books
Publisher
Release Date
August/1976
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちゃちゃ

    生きることへの讃歌。大自然による心身の再生。まるでアルプスの山々の澄み渡る清らかな風に吹かれたような読了感。春、アルプスの山々に暖かい日差しが降り注ぎ、雪は溶け早咲きの花々が咲き始める。若葉を揺らす爽やかな春風。山々を金色に染めて昇る朝日。圧倒的な自然描写の美しさ故の説得力。そして、まるで山の精のように、純真で朗らかで人を思いやる温かさに溢れた少女ハイジ。他者の痛みを我が身のそれとして感じる彼女の利他性は、人智を超えた存在(神)への敬虔な祈りとともに、私たちの心を浄化してくれる。胸いっぱいの感動。

  • しいたけ

    洋書でハイジを読みつつ確認用で読んでいたが、こちらだけ放っておいてしまった。100分de名著でハイジを取り上げたときにも観ていた。番組で語られたように、宗教的な教訓が散りばめられている。戦争がおじいさんに影を落としたこと。負傷した戦友を必死で介護した経験がクララの介護とリハビリに役立ったこと。そして何と言ってもペーターのケツの穴の小ささ!これがアニメのハイジとは少し違う物語になっている。医師のクラッセンが悲しみから立ち直っていくさま。神は戻ってきた迷子を許すということ。大人になって読んだ甲斐があった。

  • (C17H26O4)

    陽の光によって刻々と姿を変える山々が目に浮かび、その雄大さに見とれてため息が出るよう。アルムの清々しい風が胸の中の塵をさらっていく。なんという爽快感。花々の甘い香りや干し草のベッドの乾いた匂いが鼻腔をくすぐる。もみの木のざわめきが優しく胸にしみる。目にしたもの耳にしたものをそのままに感じ、素直に言葉にするハイジ。天真爛漫に跳ねて走って。楽しいことには心から笑い、悲しいことには心を痛め。わたしもハイジと共に、おじいさんやハイジの大切な友達との素晴らしい時を過ごした。言い尽くせないほどに満たされた読書時間。

  • syaori

    ハイジはアルムに来たときから、利発で好奇心旺盛で天真爛漫。無邪気さで人を幸せにしていたのですが、ヤギのように自然のままだった彼女が、フランクフルトで知識と信仰を得て、明るい無邪気な性質はそのままに、思慮深く、時に自分の辛い経験を基に周りの人たちを助け、善いことの輪が広がっていくところがとても好き。また美しい自然を背景にしたハイジの成長、クララがアルムの澄んだ空気のなかで健康と生きる力を取り戻し自分も誰かを「よろこばせ」る存在になりたいと思う様子を見ていると、いつも「世界が数倍美しく」なった気持になります。

  • はるき

    アニメがあまりにも有名で、原作もきっとそういう話だと思っていたが大間違いだった。問題を抱えた大人たちがハイジという少女と大自然の力で心を開放する。私のつたない文章では伝えきれない深さがあった。人間の力の凄さにただただ感服した。

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