Books

協力がつくる社会 ペンギンとリヴァイアサン

ヨハイ・ベンクラー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784757142916
ISBN 10 : 4757142919
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

自発的な「協力」に基づく社会は、いかにして実現できるのか?ネットワーク・コモンズの第一人者ベンクラーが一般読者のために書き下ろした、これからの社会を考えるための必読書。

目次 : 第1章 ペンギンVSリヴァイアサン/ 第2章 自然VS文化―人間協力の進化/ 第3章 頑固な子供、ニューヨークのドアマン、伝染する肥満―協力への心理的、社会的影響/ 第4章 私/あなた、我々/やつら―人間の協力における共感と集団アイデンティティ/ 第5章 じっくり話し合おうじゃないか/ 第6章 等しく半分ずつに―協力における公平性/ 第7章 正しいことは正しい、少なくとも規範的ではある―協力における道徳と規範/ 第8章 愛のためか金のためか―報酬、処罰、動機づけ/ 第9章 協力というビジネス/ 第10章 ペンギンの育て方

【著者紹介】
ヨハイ・ベンクラー : 1964年イスラエル生まれ。法学者。ハーバード大学ロースクール教授・インターネット社会バークマンセンター共同所長。インターネットの社会科学的研究の世界的第一人者

山形浩生 : 1964年生まれ。評論家・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 魚京童!

    やっぱりリヴァイアサン読まないとだめだよね。ホッブスに入っていかないと。ペンギンって最初の一頭がシャチに喰われて、喰われてる間に他のが飛び込むんだよね。だから互いに押し合ってるらしい。それと個人主義で考えるとまー協力という考え方なのかなんなのかわからないよね。遺伝子的に自己の繁栄を望むのであれば、正しいのだけど、人間みたいにある程度余裕が出てくると助けてあげられるしね。個人の喜びという概念が出てくるから一概に生存競争してるわけではないしね。切羽詰まってると助けないけど、余裕ならみんな助け合うしね。

  • Uzundk

    この手の話題に興味がある人なら、いくつ良書があるのでこの本から得られる物は少ない。これまた解説も合わせて読む本(山形さんにはいつもお世話になっています)。しかしこの本を他の人に勧めたいかというと...規範というものの考え方については「市場の倫理 統治の倫理」を勧めると思う。

  • メルセ・ひすい

    ☆協力…生産的に協力を得るためには@参加者同士のコミュニケーション A集団と仲間意識の醸成 B公平性の重視 C評判の活用 処罰と報酬の使い方には気をつける D様々な水準での協力を可能にする仕組み これらの論点について、豊富な事例を基に解説する。IN.のウィキ フリーソフトから古来の灌漑。漁業の監視方式 トヨタの5S.QC.サークルなど多くの示唆が。自発的な協力に基づく社会は、いかにして実現できるのか? ネットワーク・コモンズの第一人者ヨハイ・ベンクラーが、豊富な事例を交えながら「協力社会」への展望を説く。

  • sayan

    p.16人類が利己的な動物である4つの理由は、私利私欲が部分的に正しい、この概念が文化の中で有力になった瞬間、自分と世界に関する単純でエレガントな説明を求める気持ちのため、これらの習慣の力が働くため、p.20-21無私(共感、公平性、正しい行動をしたがるといった生得的な感覚)の説明箇所は興味深い。スウェーデンのある政策形成ロジックに共通。p.48-49この箇所は、ジョセフナイに通ずる内容で興味深い。p.55-56善と協力は必ずしも同義ではない。p.168-170血液の価格、p.184必要十分条件は要再読。

  • 左手爆弾

    人間の私益と私欲に基づくリヴァイアサン・モデルから、利他性と協力を目指すペンギン・モデルへの転換を主張する。読みながら感じた違和感のいくつかは訳者が後書きで指摘されている。引用注がないことや言葉の定義が甘いことは論外だろう。事例自体は興味深いものもある。輸血をする人に金銭を払うと逆に輸血が減るというのは無視できない。しかし、私益やインセンティブへの批判が中途半端な割りに利他を前面に出すのが早すぎる。わからなくもないが、やっぱり一面的だと感じる。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items