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ISBN 10 : 4773814047
Content Description
グローバル化社会の影にひそむ不条理な日常。
米国人のあくなき需要を満たすため、米墨国境を越える末端価格300億ドルもの麻薬。
幾重にも張りめぐらされた密輸人のネットワーク。警察と癒着したカルテル間の抗争とおびただしい死者。
軍隊並みの装備で国家権力に対抗するパラミリタリー。麻薬王たちの豪奢な暮らし。
10代で「殺し屋」となり、たった85ドルで殺人を請け負う少年たち……。
メキシコとアメリカの歴史的な関係を背景に、近年のグローバル化と新自由主義の進展のひずみの中で急拡大した「メキシコ麻薬戦争」の内実を、綿密な調査に基づき明らかにするルポルタージュ。
米墨国境地帯で麻薬取引と暴力に依存して生きる「ナルコ(麻薬密輸人)」たちに密着し、犯罪者たちの生活や文化、彼らを取り巻く凄惨な暴力の実態を明らかにすると同時に、世界各地で注目されている「麻薬合法化」の議論など、問題解決に向けた方向性も指ししめす。
ひとりの映画作家が"命がけ"で善悪の境界を暴き出す、もっとも危険なドキュメンタリー映画「カルテル・ランド」が各国の映画祭で激賞され、現在公開中です。
「メキシコ麻薬戦争」は、メキシコ麻薬戦争をより深く知るための必読書です。
【著者紹介】
ヨアン・グリロ : 2001年より、『タイム』誌、CNN、AP通信、PBS News Hour、『ヒューストン・クロニクル』紙、CBC、『サンディ・テレグラフ』紙など国際メディアに、ラテンアメリカに関する報道を行ってきた。軍事作戦、マフィアによる殺人、コカイン押収などについて報道し、麻薬戦争について2人のメキシコ大統領、3人の司法長官、アメリカ合衆国大使らと議論した。イギリス出身、メキシコシティ在住。最初の著書『メキシコ麻薬戦争』は、オーウェル賞にノミネートされ、ロサンゼルスタイムズ・ブックフェスティバルで最終選考に残り、BBCラジオ4の「今週の本」に選ばれた
山本昭代 : 兵庫県出身。大学卒業後、出版社勤務、フリー編集者を経て、1994年から3年間メキシコに留学、1997年社会人類学高等調査研究センター(CIESAS、メキシコ市)修士課程修了。2005年東京外国語大学地域文化研究科博士課程修了、博士(学術)。現在、慶應義塾大学ほか非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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キムチ
読了日:2021/03/22
姉勤
読了日:2015/06/03
hiroizm
読了日:2024/01/19
テツ
読了日:2018/01/19
スー
読了日:2017/01/09
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