ユーリ・I・バンダジェフスキー

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放射性セシウムが人体に与える医学的生物学的影響 チェルノブイリ原発事故被曝の病理データ

ユーリ・I・バンダジェフスキー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784772610476
ISBN 10 : 4772610472
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

本書は、チェルノブイリ原子力発電所事故によって汚染された地域の住民の健康状態に関して、ゴメリ医科大学が10年にわたって実施した剖検を含む医学的調査、および動物実験の結果を評価し、人体の各器官に起こる病理学的変化を考察したものである。病変は全身の臓器に認められたが、とくに放射性セシウムがもたらす毒作用に注目し、生体中の長寿命放射性元素による一連の症候群(SLIR)を強調した。体内に取り込まれた放射性セシウムによる健康影響を考える一助に。

目次 : 序文 微量の放射性元素が体内に取り込まれることによって起こる問題/ 第1章 人体および実験動物の体内への放射性セシウムの取り込みの経路、および影響因子/ 第2章 放射性セシウムの体内への取り込みが引き起こす基本的な病変とその形成機序/ 第3章 放射性セシウムの人体への長期的な取り込みがもたらす帰結/ 第4章 放射性元素の影響から人体を防護する方法/ 結論/ 付録 MEDICAL AND BIOLOGICAL EFFECTS OF RADIOCESIUMINCORPORATED INTO THE HUMAN ORGANISM

【著者紹介】
ユーリ・I・バンダジェフスキー : 1957年、ベラルーシ、グロドノ州生まれ。1980年、国立グロドノ医科大学卒業。1982年、病理解剖の臨床研修を終え、ジュニア研究者として中央科学研究所に入所、同研究所所長に就任。1990年、ゴメリ医科大学を設立し、1999年まで学長、病理学部長を務める。ベラルーシコムソモール賞、アルバート・シュバイツァーのゴールドメダル、ポーランド医学アカデミーのゴールドスターを授与される。本研究の成果が、「放射線は人体の健康にほとんど影響しない」というベラルーシ政府の方針に反したことから、入学試験の賄賂汚職の容疑で逮捕され、8年間の禁固刑に処せられる

久保田護 : チェルノブイリの子供を救おう会代表。茨城大学名誉教授(工学博士)。大正13年(1924)9月生れ、昭和18年(1943)9月旧制水戸高等学校卒業、東京帝国大学入学、昭和21年(1946)9月同学第二工学部卒業、国産鉄工株式会社、下妻第二高等学校、日立工業高等学校、茨城大学工学部に勤め、平成4年(1992)4月茨城大学名誉教授、平成15年(2003)4月叙勲、勲三等瑞宝章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • odorusyounikai

    扱いが難しくわかりにくい本だが、これを読んでも「チェルノブイリでは甲状腺がんしか増加せず、セシウムでは何の健康障害も生じなかった」という公式の説をそのまま信じていられるなら、よほど楽天的か、よほど疑い深いか、あるいは疑いを知らないかのいずれかであろう。確かにn数もエラーバーもないし、有意差があるのか傾向なのかも記載がないことが多く、ときに断定的であり、万人にお勧めの本とは言えない。しかし、おおまかな傾向としては数十ベクレル/kgの蓄積があれば何らかの臓器や機能の異常が出てくると推測できそうだ(何ベクレルな

  • オラーマ

    ひとつの側面として眺めておくのが正しいと思う。

  • k-one

    難しくて途中で挫折しかけましたが、薄い本なので何とか読み切りました(日本語の部分だけ)。 放射能の影響の可能性として本書の内容のこともあり得るのだと思いますが、研究やデータが大雑把すぎる印象なので、実用的な知識かと言われると疑問です。 放射能関連の色々な書籍を読みつくした方が最後に読むくらいの位置づけではないでしょうか?あまり費用対効果は高くないかと。

  • sherbet

    半分は本書の元になった英文なので実際の内容は1/2です。とりあえず翻訳の出来はあまり良くないです。急いで出版した&翻訳者が医療知識に乏しいのを加味しても、もうちょっとなんとかならなかったのかと思います。英文も載っているので日本語が分かりづらいところは自分で訳せということかもしれません。内容についてはネット上でもまとめがあったと思うので、より詳しく知りたい方は本書を読むのも良いかと思います。

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