ユーディト・w・タシュラー

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国語教師

ユーディト・w・タシュラー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087734980
ISBN 10 : 4087734986
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

・『このミステリーがすごい!2020年版』海外編(宝島社)第10位
・「 ミステリが読みたい! 2020年版」( ミステリマガジン /早川書房)海外篇 第4位&新人賞 受賞
・ ドイツ推理作家協会賞受賞作

女は国語教師。男は有名作家。
再会したふたりが紡ぐ〈物語〉は、あの忌まわしい過去に辿り着く――

16年ぶりに偶然再会した元恋人たちは、かつてのように物語を創作して披露し合う。
作家のクサヴァーは、自らの祖父をモデルにした一代記を語った。
国語教師のマティルダは、若い男を軟禁する女の話を語った。
しかしこの戯れが、あの暗い過去の事件へとふたりをいざなってゆく……。
物語に魅了された彼らの人生を問う、フリードリヒ・グラウザー賞(ドイツ推理作家協会賞)受賞作。

【著者略歴】
ユーディト ・ W ・ タシュラー
1970年、オーストリアのリンツに生まれ、同ミュールフィアテルで育つ。外国での滞在やいくつかの職を経て大学に進学、ドイツ語圏文学と歴史を専攻する。家族とともにインスブルック在住。国語教師として働く。2011年『 Sommer wie Winter (夏も冬も)』で小説家デビュー。現在は専業作家。2013年に発表された『国語教師』(原書タイトル Die Deutschlehrerin )は2014年度のフリードリヒ・グラウザー賞(ドイツ推理作家協会賞)長編賞を受賞した。

【訳者略歴】
浅井晶子(あさい・しょうこ)
1973年大阪府生まれ。京都大学大学院博士課程単位認定退学。2003年マックス・ダウテンダイ翻訳賞受賞。主な訳書にパスカル・メルシエ『リスボンへの夜行列車』、イリヤ・トロヤノフ『世界収集家』(以上早川書房)、カロリン・エムケ『憎しみに抗って』(みすず書房)、トーマス・マン『トニオ・クレーガー』(光文社古典新訳文庫)、エマヌエル・ベルクマン『トリック』(新潮クレスト・ブックス)ほか多数。

【著者紹介】
ユーディト・W.タシュラー : 1970年、オーストリアのリンツに生まれ、同ミュールフィアテルで育つ。外国での滞在やいくつかの職を経て大学に進学、ドイツ語圏文学と歴史を専攻する。家族とともにインスブルック在住。国語教師として働く。2011年『Sommer wie Winter(夏も冬も)』で小説家デビューし、現在は専業作家。2013年に発表された『国語教師』は2014年度のフリードリヒ・グラウザー賞(ドイツ推理作家協会賞)長編賞を受賞した

浅井晶子 : 1973年大阪府生まれ。京都大学大学院博士課程単位認定退学。2003年マックス・ダウテンダイ翻訳賞受賞。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

    江國さんの本を読み、久しぶりに海外ミステリ的な世界にどっぷり浸かりたくなって。 あるワークショップをきっかけに、16年ぶりの再開を果たすかつて恋人同士だった作家と国語教師。ふたりのメールのやり取り、お互いに交わすそれぞれの物語で徐々にふたりの関係性、過去の暗い影が明らかになっていく。 お互いの主観で描かれることばたち。どこまでが真実でどこからが創作で、どこからが歪められた主観でどこまでが客観的事実なのか。 丁寧な筆致で、徐々に導かれる快い混乱。個人的にケイト・モートンの読み心地に少し似てる気がしました。

  • 遥かなる想い

    2020年このミス海外第10位。 16年ぶりの 作家と 国語教師の再会が 引き起こす物語である。 1組の男女の過去への想いが 重厚に漂い、心地よく、二人が かつて 見た夢のずれが哀しく蘇る。 メールと会話と 文章で 描かれる 過去と現在 …過去の事件の真実は どこにあったのか? そして 明かされるものは? 国語教師として生きたマティルダの心情が哀しい…ドイツのミステリーだった。

  • モルク

    マティルダの勤務するギムナジウムで開催される創作ワークショップに参加が決まったのは作家クサヴァー。マティルダと大学時代から16年付き合い彼女を捨てた相手だった。ワークショップの打ち合わせメールも再会を楽しみにしているクサヴァーと当時の話を蒸し返すマティルダとの間には温度差が。そして再会し、昔のように自作の物語を語り合う二人だが…。ふたりの様子が過去現在会話メールもなど4つのパートで展開する構成が巧み。彼をひたすら愛し彼との子供を望んだ彼女。彼が作家でなかったら、彼女は同じように愛したのだろうか。

  • ケイ

    この作品は果たしてミステリか?と思うと、推理作家協会賞に相応しいのかとの疑問がわく。何はともあれ、なかなかの傑作ではないだろうか。読み始めてから終盤手前までは、完全にオーストリア版湊かなえだという印象を持っていたが、一筋縄ではいかない展開。そして、こういうラストもこれにはピッタリだ。タイトルもまさにといったところ。おすすめ。

  • のぶ

    文学的な作品だった。登場人物は作家のクサヴァーと国語教師のマティルダの二人を中心に展開する。この二人は元恋人で、16年ぶりに再会を果たす。二人の過去と現在が交錯して進行する。過去は二人の生い立ちや交際していた時の生活。現在ではメールのやり取り等が挿入される。再会した二人は、物語を創作して披露し合う。この二人の創作の物語が、暗い過去の事件へといざなってゆく。前半は読んでいて一見単調に感じることもあったが、読み進むにつれ、話は悲しくも切ないものだった。最初は単純に思えたが、良く練られたプロットに感心した。

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