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地図とデータで見る国境問題の世界ハンドブック

ユゴー・ビヤール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562059652
ISBN 10 : 4562059656
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界の国境問題が一目瞭然でわかるアトラス!200点以上の地図と未公刊資料は、古来からも現在も、つねに求められてきたこの「対象」をめぐる、政治的・文化的・地政学的なかけひきを示している。

目次 : 築き、継承する(ヘブライ人、前線から国境へ/ ローマ帝国―画定困難なリーメス ほか)/ 表示する(思い描く)(地図の戦い―ポルトラーノ海図からフェイク・マップまで/ 自然の前線、生者の国境 ほか)/ 不連続性を管理する(国境のハイパー・プレイス―空港と大使館/ 都市周辺部―境界か階層分裂か? ほか)/ 主張・調整する(国境の統治/ 海上境界の画定 ほか)/ 現在と過去を生きる(国境幻想―1990年以後の旧東ドイツ/ 前線の痕跡―紛争地帯と凍結地帯 ほか)

【著者紹介】
ユゴー・ビヤール : サン=ミシェル=ド=ビクピュス学院ECG準備クラスの地理・歴史および現代世界地政学教授。ヨーロッパの歴史・地理の専門家で、リセと経済・商業準備クラス向けの歴史教科書編纂主任。『グラン・ゼコール準備課程事典』(Dictionnaire des Pr´epas,PUF,2021)の編著者にくわえて、ラジオ・ノートル=ダム局の地政学番組「プラニスフェール」(100.7)の司会者、準備クラス用地政学賞の選考委員長などもつとめている

フレデリック・アンセル : パリ第8大学地政学研究所地政学博士号・研究指導学位(HDR)取得。国立政治学院講師、パリ・スクール・オブ・ビジネス教授、地政学の専門誌「ヘロドトス」編集委員、地政学賞選考委員。フランス・アンテル局の国際地政学時評の司会をつとめたのち、フランス地理学会大賞受賞。トゥルヴォル=シュル=メールの国際地政学会議を創設・主宰している。著書多数

蔵持不三也 : 1946年栃木県今市市(現日光市)生まれ。早稲田大学第一文学部卒。パリ第4大学(ソルボンヌ校)修士課程修了。パリ高等社会科学院博士課程修了(歴史人類学・ヨーロッパ民族学専攻)。早稲田大学人間科学学術院教授、モンペリエ大学客員教授をへて、現在早稲田大学名誉教授、博士(人間科学)

ポール・ガレ : 地理学者・カルトグラファー。研究のかたわら、地方の公共活動に協力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 古代ローマからウクライナに至るまで100以上の地図を駆使し、、経済的な利益や地政学的な動きに応じて、管理され、再交渉され、手段化される国境について論じた本。プーによれば「クリミアやセバスポートリはイスラムやイスラエルにとってのエルサレム神殿の丘だ」とのこと。見えないけどそこにある国境は確かに信仰の対象なんだろうなあとは思った。ちょっと哲学的なわかりづらい文章が多くて、これは訳文のせいなのかなあ。

  • くらーく

    何か同じシリーズを読んだような気もするな。ビジュアルで分かりやすいのよ。今回のウクライナとロシアの関係(P.95)を見ると、ドンバス地区をロシアが完全に失ったら、ロシアは解体して世界に埋没するかもねえ。 この本をダラダラと見ていると、国境問題は無くなりそうに無いねえ。経済的には国境なんか無い方が良いだろうになあ。ブロック経済よりも自由貿易の方が良かろうに。どうしてかねえ。同じ種なのにねえ。たかが、半世紀ちょっとしか生きないのにねえ。

  • のるくん

    「恐怖の地政学(さくら舎 2016年)」の副読本として読了。国と国の境は、陸に、海に、空に、宇宙に、ついにはサイバー空間にも。まるで生き物のように姿形を変え、同じところに留まることもなし。社会、政治、経済、文化、言語、世代、…。その境は探せばいくつも。「力による現状変更」で線を引き直そうとする国々。地球温暖化で境どころか消滅する危機にある国々。解決策は見つかるだろうか。心の中の「境」や「壁」が一番ややこしいかも。そんな人類が引いた境にはお構いなしに、生き物たちは自由に越えていく。今年もツバメがやって来た。

  • ひ※ろ

    ★★★☆☆

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