ヤーニス・ヨニェヴス

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メタル'94

ヤーニス・ヨニェヴス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861829246
ISBN 10 : 4861829240
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
黒沢歩 ,  

Content Description

「SWHラジオが言った、ニルヴァーナのバンドリーダー、カートなんとかの死体が発見されたって」一九九四年、ライフスタイルがデジタル化される前の最後の時代。ソ連からの独立後間もないラトヴィアで、ヘヴィメタルを聴き、アイデンティティを探し求めた少年たちの日々を描く半自伝的小説。一〇ヶ国語以上に翻訳され、ラトヴィア文学最優秀デビュー賞、ラトヴィアの文学作品で初となるEU文学賞を受賞し、舞台化・映画化されるなど刊行と同時に大きな反響を得た、著者デビュー作。

【著者紹介】
ヤーニス・ヨニェヴス : 1980‐。ラトヴィアのイェルガワ市出身の小説家。ラトヴィア文化アカデミーで修士号取得。デビュー作“Jelgava 94”(2013年)でEU文学賞受賞(2014年)

黒沢歩 : 茨城県東海村出身。1993年、日本語教師としてラトヴィアのリガの日本語学校へ。ラトヴィア文学修士号取得後、2009年までリガに滞在(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ひびキング

    ラトビアという縁の薄い国をニルヴァーナが結ぶ。地図で見るとなかなかセンシティブな立地。見知らぬ国の見知らぬ若者達のグランジでデスメタルな日常が語られるのだが、90年代がノスタルジックに感じられるほど年月は過ぎたんだな。違和感のない異国の日常というと東山彰良さんの「小さな場所」を思わせる。ふとした拍子に溢れ出す思い出の数々のような優しい作品。

  • Mark.jr

    これはラトビアの小説です。しかし、ここに書かれている物語はどこにでも転がっているものです。15才を目の前にした少年がNirvanaに夢中になり、もっと過激な音楽を求めてブラックメタルに邂逅する(そもそも、北欧諸国はメタルが非常に盛んなことで有名なので、地理的に近いラトビアもそうであっても何もおかしくない)。そう、ロックミュージックの洗礼を受けて、道を外しておかしくなったティーンネイジャーはアメリカだろうが、日本だろうが、ラトビアだろうが、イランだろうが、どこにでもいます。

  • warimachi

    最初はNirvanaから始まるが、次第にデスメタルやらドゥームデスやらのバンド名がひたすら羅列されるようになる、自伝的というか青春的というかな小説。なんかもう、羅列されてるだけという気もするし、けっこうガチめにマイナーなバンド名が並ぶのでビビる。UnholyとかIn the Woodsなんか、ラトヴィアでは注釈なしで通じるほどメジャーなのか? んなわきゃない。少なくとも出ているバンド名の半分は知らないと、読みづらくてしょうがないだろうなコレ。

  • 中海

    別にロックという音楽を全否定するつもりはない。しかし「白人の音楽」として発展してきた歴史から?自分の周りには「周囲が嫌がっているのに全然おかまいなし」な人間が愛好していて、そういう面でも大嫌いで、そっからのスタートなんで。今までもこういうリアルに自分の聞いてきた音楽やバンドの名前を小説の題材にする内容は何度か読んできたが、群を抜いて、中身ない、おもんない、無駄に長い、ただただムカつきました。

  • xxx

    ラトヴィアでヘヴィメタルを通してアイデンティティを模索する少年。「俺たちの音楽」はニルヴァーナだったが、グランジが流行するにつれ「俺たち」と「あいつら」の境界が曖昧になる。その中で主人公はMy Dying Bride, Napalm Deathなどより攻撃的なデスメタルにのめり込む。しかし主人公は「本物の」メタラーのように総じて反抗的な人間になりきれない。学校や家族を捨てられないのだ。結局バンドを組まない、という選択にその両義性が現れている。メタル好きとしてその様な姿に(恥ずかしくも)共感できてしまう一冊

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