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ISBN 10 : 4480099158
Content Description
権力の集中によって「国家」が成立していくルネサンス期イタリア。そこで生じる不穏な政治・社会情勢は人々に緊張感を与えつづけたが、そのことがかえって人間の倫理観・宗教・社会・国家についての思考を深化させ、かくして個性的な万能人が輩出し、他に類を見ない陰翳にとんだ豊饒な文化も生じたのである。稀代の歴史家が膨大な史料をもとにイタリア・ルネサンスの全体像を活写し、時代推移的な叙述ではなく、歴史的諸現象を横断的に精察することによって、近代ヨーロッパ文化の原型をあぶりだす。下巻は「世界と人間の発見」「社交と祝祭」「習俗と宗教」を収録。
目次 : 第4章 世界と人間の発見(イタリア人の旅行/ イタリアにおける自然科学/ 風景美の発見 ほか)/ 第5章 社交と祝祭(身分の均等化/ 日常生活の外面に現われた洗練/ 社交の基盤としての言語 ほか)/ 第6章 習俗と宗教(道徳性/ 日常生活における宗教/ 宗教とルネサンスの精神 ほか)
【著者紹介】
ヤーコプ・ブルクハルト : 1818‐97年。スイスの美術史家・文化史家。ベルリン大学で、歴史家ランケと美術史家クーグラーに学ぶ。1858年から35年にわたってバーゼル大学教授として歴史学、美術史を講じる
新井靖一 : 1929年生まれ。早稲田大学名誉教授。専攻、ドイツ文学・西欧文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Fumoh
読了日:2025/04/04
lendormin
読了日:2020/01/12
てり
読了日:2023/02/11
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