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シリア原子炉を攻撃せよ イスラエル極秘作戦の内幕

ヤーコブ カッツ

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784890633975
ISBN 10 : 4890633979
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2007年9月6日深夜、8機のイスラエル軍機がシリア国内を超低空で侵犯した。目的は砂漠の奥深くで秘密裡に建設されている“北朝鮮製”原子炉の破壊だった。英米情報機関さえも気づかなかったシリアの原子炉建設をなぜイスラエルはつかんだのか?爆撃に至るまでのスリリングな情報収集、アメリカ政府との交渉、首相の決断と鮮やかな攻撃、そして世界の目を欺く欺瞞工作…。2018年に初めてイスラエル政府が公式に認めたアルキバール原子炉攻撃の全貌を描いた迫真のノンフィクション!

目次 : 第1章 秘匿された原子炉攻撃/ 第2章 「シリア核科学者」急襲作戦/ 第3章 同じ間違いはできない/ 第4章 「原子炉攻撃」再び/ 第5章 時計の針は進む/ 第6章 オルメルトの戦い/ 第7章 攻撃のとき/ 第8章 アサドは何を考えるか?/ 第9章 開戦の準備/ 第10章 モサド・CIAの秘密作戦/ 第11章 イラン危機を見据えて

【著者紹介】
ヤーコブ カッツ : 『エルサレム・ポスト』紙編集主幹。シカゴ出身。イスラエル経済相とディアスポラ(海外在住ユダヤ人)担当相の上席政策顧問、ハーバード大学の講師を務める。2013年ハーバード大学ニーマン・ジャーナリズム財団で研究。現在エルサレムで妻のハヤと4人の子供と暮らす

茂木作太郎 : 1970年東京都生まれ、千葉県育ち。17歳で渡米し、サウスカロライナ州立シタデル大学を卒業。海上自衛隊、スターバックスコーヒー、アップルコンピュータ勤務などを経て翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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本書を読んで考えさせられるのは、攻撃その...

投稿日:2021/02/25 (木)

本書を読んで考えさせられるのは、攻撃そのもののみならず、事前に情報機関による情報収集などが徹底的に行われていることであり、イラン・北朝鮮の核関連施設に対する攻撃は、過去のイラクと違って一カ所ではなく、すでに原子炉が稼働した後であることなどの条件下であることも重なって、単に保有する兵器の性能が十分ならば可能などということではなく、容易では無いことが想像できます。イランの核関連施設に対しても、本書に書かれているような徹底した情報収集などが行われているのは想像できます。今後の同様の事態の際には、アメリカが攻撃する場合は能力面で著しく向上しているので攻撃の手法は同じではないかもしれませんが、事前の情報収集などの準備が極めて重要であることは変わらないと思います。その意味では今後の参考にもなると思います。この本に興味を持たれた方には同じ出版社の「イラク原子炉攻撃! イスラエル空軍秘密作戦の全貌 」もおすすめです。

一郎 さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 読特

    共通点は親米だけ。面積・人口、歴史も違えば地政学的にも異なる。日本ではタカ派の国。アラブ諸国には連戦・連勝、好戦国というイメージさえ持たれている。そんな国での作戦成功の物語。痛快な歴史小説のように読めてしまうが、そう遠くない過去に起きこと。やったことは軍事攻撃、つまり暴力。日本の感覚ではどのような場合も許されないこと。しかし、もし成功していなければ、中東での核拡散は避けられなかった。拡散すればいつか放たれ、世界の終わりに。国情違えば、計るべき価値観も変えるべきなのか。平和の追求という思いは同じにして。

  • DEE

    シリアが極秘に原子炉を建造していることにどこよりも早く気付いた隣国イスラエル。目的はもちろん核兵器。通常攻撃であればジタバタしないイスラエルも核兵器となれば話は別。利害が一致するアメリカに先制攻撃を持ちかけるが、泥沼のイラク戦争がトラウマとなり重い腰を上げない。それならばとイスラエルは…。 もうこれは結果が全て。もしシリアが核兵器を持ったなら中東の力関係は間違いなく変わった。複雑な状況でイスラエルが選んだのは超シンプルな方法。一気読みノンフィクション。

  • スプリント

    イスラエルによるシリア原子炉破壊について書かれています。シリア国内でも極秘に進められていた原子炉のため、破壊されても報復行為を起こせなかったという不思議な結果となります。まさに一触即発。

  • kazmimagica

    1981年のオシラク原子炉爆撃に続く、原子炉爆撃事件として気になっていました。作戦そのものより、イスラエル、米国の政策決定と権力争いに軸足をおいてあり、読みごたえがあった。一方で、この時の北朝鮮政策の妥協が今の脅威に繋がっていることも理解できる。当時のライス、ヒルの無能さは、脅威下に置かれたままの日本は忘れてはならないと思う。北の核・ミサイル脅威が増大する今、日本の安全保障を考える上でも好著です。

  • takao

    ふむ

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