Product Details
ISBN 10 : 4622088320
Content Description
貧困、病気、さらには紛争地に赴いた記者の行為に至るまで、あらゆることに言われるようになった自己責任。人々の直感に訴え正論のようにも響くため、根拠が曖昧なまま濫用されてきた。本書はこのような自己責任論について、社会の構築と運営という広範で現実的な目的に即して、それが何を誤り、損なっているのかを精緻な分析によって示した、おそらく初めての本である。福祉国家の本来の目的とは何だったか。自己責任論が覆い隠してきたこの原点への顧慮を喚起し、自己責任の時代から離脱するための基盤となる一冊。
目次 : 序―自己責任の台頭/ 第1章 責任の時代の起源(政治/ 哲学 ほか)/ 第2章 責任の時代の福祉国家(「矛」と「盾」に直面する/ 責任追随的な制度と責任緩和的な制度 ほか)/ 第3章 責任の否定(運か責任か/ 道徳的責任が運に打ち勝つ可能性 ほか)/ 第4章 責任に価値を認める理由(自己への責任/ 他者への責任 ほか)/ 第5章 ある肯定的な責任像(前制度的な責任/ 制度上の価値 ほか)/ 結語―自己責任の時代を越えて
【著者紹介】
ヤシャ・モンク : 1982年ドイツのミュンヘン生まれ。ケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジを卒業後、ハーヴァード大学で博士号(政治学)を取得。ハーヴァード大学公共政策学講師を経て、現在ジョンズ・ホプキンズ大学国際関係研究所准教授
那須耕介 : 1967年京都府生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専門は法哲学
栗村亜寿香 : 1987年大阪府生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。現在、同研究科博士後期課程在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Mc6ρ助
読了日:2020/02/27
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読了日:2022/07/17
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