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Zenobia ゼノビア

モーテン・デュアー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784909125132
ISBN 10 : 4909125132
Format
Books
Release Date
October/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

小さな村の少女アミーナのもとにもシリア内戦の影は刻々と近づきつつあった。戦火を逃れるためアミーナはボートで国を脱出しようと試みるが、荒波に襲われ船は転覆してしまう。暗く深い海の中、アミーナは村での出来事を思い出す。お母さんとかくれんぼで遊んだこと、ドルマというぶどうの葉っぱでつくる料理を一緒に作ったこと。おじさんと船に乗り込むまでの旅路。そしてシリアの女王ゼノビアのこと。世界17の国や地域で翻訳された北欧グラフィックノベルの傑作がついに邦訳!本国デンマークで、ベストコミックブックオブザイヤー、ベストコミックブックフォアチルドレンアンドヤングアダルト、イラストレータープライズ、など数々の賞を受賞!!

【著者紹介】
モーテン・デュアー : 1968年生まれ。これまでに数々の賞を受賞し、56冊の著書は18カ国で出版されている。またデンマークの文化省より優秀な作家にのみ付与される助成金を獲得。コペンハーゲン大学で映画とメディアを勉強した後、ロンドン大学大学院でラジオとメディアを学ぶ。現在2人の娘とともにコペンハーゲンに在住

ラース・ホーネマン : 1966年、デンマーク生まれ。これまでに100冊以上の本のイラストを手がけ、『ゼノビア』では、デンマーク文化省からイラストレータープライズを受賞

荒木美弥子 : ロンドン大学ゴールドスミスカレッジメディア学修士課程修了。会社員、二児の母としてすごす毎日の隙間を縫って、リトルプレスによる個性的な本を世に広めるべくLITBOOKSという名で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ♪みどりpiyopiyo♪

    暗く深い海の中、アミーナは村での出来事を思い出す。お母さんと遊んだこと、ぶどうの葉っぱでドルマを作ったこと。船に乗り込むまでのおじさんとの旅路。そしてシリアの女王ゼノビアのこと… ■重く遣る瀬無い物語を読みました。小さな子供にのし掛かる不条理。それでも希望を失わないこと。■ZENOBIAは、3世紀に 今のトルコ東部〜シリア〜アラビア〜エジプト辺りを広く支配したパルミラ王国の女王で、民族の誇り。シリアの人は常套句で「ゼノビアに出来たことがあなたに(私に)出来ないはずがない」と言ったりするそうです。(→続

  • ☆よいこ

    YA.グラフィックノベル(絵本)シリア難民の少女アミーナは、避難民であふれる小さな漁船から海に投げ出された。青い海に沈んでいくアミーナは、はるか昔のシリアの女王ゼノビアを思う。ゼノビアは世界で一番美しい女性。戦士として戦ったゼノビアはエジプトのアレキサンドリア、トルコのアンカラまでも支配した。シリア内戦の中、アミーナはゼノビアを思い、自分もゼノビアのように勇気をもって生きようと自分にいいか聞かせる。▽小さな命の重みについて静かに考える。わたしはここだよ!

  • ♪みどりpiyopiyo♪

    再読。日常を尽く奪い去る不条理に、やるせなくなります。主人公の少女が父母を待ち続ける時間が、ほんと胸が潰れる心地です。この子は、これで穏やかになれるのでしょうか。せめてもの救いを求めてしまいます。■デンマークの作家によるグラフィックノベルです。初読時の感想はこちら→ https://bookmeter.com/reviews/84982985

  • Koichiro Minematsu

    宗教の違いや民族紛争ではない。本著のメッセージは何気ない毎日、小さな幸せを戦争が奪う。繊細なイラストと少ない言葉で投げかける。良い本に出会えました。

  • gtn

    さまざまな勢力が、さまざまな大義名分で、一つの国を奪い合う。一少女の、そしてその家族の、そしてそれぞれの家族の国であるはずなのに。聖戦と解放の名の下、少女は自らの生命を含め、全てを奪われる。しかし、それと引き換えに、誰も知らないところで、精神の女王として永遠に生きる。

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