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マルセル・モ-スの世界

モース研究会

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582855784
ISBN 10 : 4582855784
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

レヴィ=ストロース、岡本太郎らが師と仰ぎ、バタイユらに影響を与えた「フランス人類学の父」マルセル・モース。多文化共生の贈与論から「道徳的」な経済学へ、宗教を深く対象化した、その多面的な思想に迫る。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 浅香山三郎

    モースの著作なんて読んだことがないのに、大丈夫だらうかと思つたがどうにか読了。デュルケムの甥であること、岡本太郎との関わり、人類学研究と社会主義の思想との相関など、全く知らなかつたので、たいへん面白く読んだ。

  • ハチアカデミー

    『贈与論』で有名なモースの著作が持つ広さを知ることができた。民族学、宗教学としてではなく、社会学者としての側面、またはそう読み解くことの出来る可能性に言及した論文が多かった。岡本太郎、レヴィ=ストロースへの影響から、政治学的側面や、登場したてのジャズと結びつけた論功など、その多様性を知ることができた。この手の論文集を新書として読めるのはありがたい反面、論文集ゆえ前提となるモースの概説やその総括がない点は新書向きではない。とかく本人の著作を読めということですな。ただ、細分化される前の学問の魅力を味わえた。

  • nranjen

    『贈与論』はまだ読んでいないが、作者が一人ではない、しかも「モース研究会」!?興味が俄然湧いて、読まずにいられなかった。7人の研究者からなるモース論。それぞれの語り口も違えば、光を当てる角度も違ってとても面白い。浮かび上がってくるモースの姿も多様だ。エミール・デュルケム、シルヴァン・レヴィとの繋がりは外せない。第三共和制という社会の中で理解すべきであろう思考があると同時に、それを貫き、現在にも突き刺さる問いを投げかけてくるからこそ、今モースがあついのだ。図書館本なので返さなければならないのが悔やまれる。

  • 馬咲

    デュルケムら仏社会学派との交流、岡本太郎への影響、協同組合運動への傾倒等から人物像を掘りさげつつ、「近代が置き去りにしたものを通した近代の再検討」という今日的課題におけるモースの重要性を伝える。宗教社会学者及び社会主義者としての活動の検討から、『贈与論』の基盤にある彼独特の「モラル」と結合した「社会主義」の構想を示唆する三章と、物の生産と人の生を道徳的次元にて不可分に捉え、社会主義の生産性の問題を論じる姿を描出する六章が面白かった。『贈与論』の結論部で福祉制度への展望に紙幅を割いたことへの疑問が氷解した。

  • 遊動する旧石器人

    2011年5月13日初版第1刷。2014年に読了していたが、それも忘れて、『国民論』(岩波新書)の読了後に読み始めた1冊。私が知っているモースは「贈与論のモース」と「社会学者(『国民論』)のモース」という二面性があり、それらをつなぐメディアとして本書を利用した。2014年読了時には再読の必要性を記しているが、確かに再読する価値はものすごくあり、自身の中でマルセル・モース像、そしてモースの生きた時代の思想背景などがずいぶん理解できた。現代社会において、モースの再評価の必要性が高いことは歴然としている。

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