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ISBN 10 : 440951072X
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第二次世界大戦中、ユダヤ人への迫害が加速するなか、自らのキャリアや命の危険さえもかえりみずユダヤ人の脱出を助けた外交官たちがいた。彼らはナチ・ドイツのみならず、ときに自国政府の方針に背くことになっても、人道主義を貫く道を選んだ。ヨーロッパ各地の緊迫した情勢、杉原千畝をはじめとする外交官たちの苦悩や決断、行動の様が証言から活き活きと甦る。ホロコーストのキーワードをおさえた索引兼グロッサリー付。
目次 : 第1章 なぜ外交官たちか―彼らの行動の意義/ 第2章 ナチ・ドイツ―すべてがここから始まった/ 第3章 リトアニア―キュラソー島はどこにあるのか/ 第4章 フランス―出国に待ったなし/ 第5章 デンマーク―予期せぬ奇跡/ 第6章 ワルシャワ、ジェノヴァ、ロードス島―ユーゴスラヴィア、スウェーデン、トルコの外交官/ 第7章 ブダペスト―黙示録/ 第8章 顕彰や賞賛に値する外交官たち/ 第9章 結び/ 付録 諸国民の中の正義の人―人を気づかう勇気
【著者紹介】
モルデカイ・パルディール著 : 1937年、ベルギーのアントワープでユダヤ人両親のもとに生まれた。戦時中、ユダヤ人であったがため、ナチの迫害を逃れフランス各地を流浪したのち、1943年9月、フランス人司祭の手引きにより、スイスに逃れた。戦後イスラエルに渡り、ヘブライ大学で経済学、国際政治学を学び、さらにアメリカのテンプル大学にてホロコースト学を専攻して、博士号を得た。1982年から2007年までエルサレムのヤド・ヴァシェム「諸国民の中の正義の人」指名委員会の局長を務め、ホロコーストに関する多くの著作があるほか、講演活動、「ホロコースト学」講師、ラオル・ヴァレンベリ財団のコンサルタント、名誉毀損防止同盟の「隠された子供たち」財団などをとおして、ホロコーストの語り部、証人として活躍している
松宮克昌 : 1943年東京生まれ。大学卒業後、いくつかの外資系企業でマーケティング業務に従事後、2002年より翻訳に従事。日本翻訳家協会(JST)評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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