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ブランショ政治論集 1958-1993

モリス・ブランショ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784901477178
ISBN 10 : 490147717X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2005
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

戦後から晩年に至る政治的テクスト群を初集成。アルジェリア独立を阻むフランスの植民地戦争を厳しく拒絶し、六八年五月の革命における匿名性と共同性をエクリチュールに肉化させ、ハイデガー問題やユダヤ人大虐殺について繰り返し語るブランショがここにいる。訳者による詳細な解題を付し、生涯、一文壇にとどまらない政治的問いを生きぬいた作家の素顔に迫る。

目次 : 第1部 一九五八年‐一九六二年―『七月一四日』誌および『ルヴュ・アンテルナシオナル』誌の計画(拒絶/ 本質的堕落/ アルジェリア戦争における不服従の権利にかんする宣言 ほか)/ 第2部 一九六八年―学生‐作家行動委員会そして『コミテ』誌(学生‐作家行動委員会のビラ(ソルボンヌ‐サンシエ分校、一九六八年五月‐六月)/ 『コミテ』誌第一号―運動に貢献するために学生‐作家行動委員会が発表するパンフレット(一九六八年一〇月))/ 第3部 一九八一年‐一九九三年―ハイデガー、レヴィナス、ユダヤ教、アンテルム(既成秩序を拒絶する/ アポカリプスを考える/ 忘れないでください ほか)

【著者紹介】
安原伸一朗 : 1972年石川県生まれ。1995年、学習院大学文学部フランス文学科卒業。2004年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。東京大学産学官連携研究員、明治大学非常勤講師

西山雄二 : 1971年愛媛県生まれ。1995年、神戸市外国語大学国際関係学科を卒業。現在、一橋大学言語社会研究科博士課程に在籍

郷原佳以 : 1975年東京都生まれ。2005年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。日本学術振興会特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しゅん

    アルジェリア戦争の騒乱に乗じてしれっと果たされる58年のド・ゴール第五共和政樹立に対する怒りが第1部、68年の直後に書かれた言葉が第2部、80〜90年代のユダヤとホロコーストをめぐる短文集が第3部。「歴史」の消滅に拘ったのがブランショで、特に5月革命の特別視は時間の消去に由来することがよくわかる。そう考えると、ブランショはヘーゲルの(コジェーヴを介した)「歴史の終わり」に負うものが相当に大きいのかもしれない。バタイユがヘーゲル的と言われたりもするが、バタイユはヘーゲルを引きつつカントに接近している。

  • nranjen

    図書館本。ある論説の翻訳を探していて手にしたものの、該当するものがなくて残念。しかし訳者解題がそれぞれ充実していて出会えてよかった。特に3部は探しているものに非常に近く、さらに新しい発見もあった。

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