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空、はてしない青 下

メリッサ・ダ・コスタ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065395875
ISBN 10 : 4065395879
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「26歳、男性、若年性アルツハイマーの診断を受け、余命2年の宣告。最期の旅の同行者を求む。性別不問」。エミルは病院と周りの同情から逃れるため、キャンピングカーで旅に出ることにした。同行者をインターネットで募集したところ、1週間後返信が届いた。「高速道路の三番出口で待ち合わせしよう。こちらは、つばの広い黒い帽子にゴールドのサンダルに赤いリュック。それでどう?」。待ち合わせ場所に到着すると、小柄な若い女性がいた。彼女の名前はジョアンヌ、自分のことは何も語らない。2人はとりあえず、ピレネー山脈に向け出発することにした。それは、驚くほど美しい旅の始まりだったーー。

爽やかな筆致で描く、命と愛、生きる喜びについての感動大長編。


【著者紹介】
メリッサ・ダ・コスタ : 1990年生まれ。作家。2019年に『空、はてしない青』でデビューし、瞬く間にミリオンセラーを記録。2023年と2024年にフランスで最も売れた作家となった

山本知子 : 仏語翻訳家。ピケティやマクロンの著作をはじめ、ノンフィクションも多数手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    上下巻、800頁超完読しました。傷ついた二人の逃避行、美しい楽園に辿り着く旅物語、感涙作でした。終盤を電車の中で読まなくて良かった(笑)最後に奇跡は起こらず、予定調和でしたが、素敵な結末でした。フランスとスペインの国境付近、ピレネー山脈の美しい情景が目に浮かびました。映画化もありそうです。しかし主人公のエミルはダメ男だと思いますが、どうしてこんなにモテるのでしょうか❓本作は、本年のBEST20候補、本屋大賞翻訳部門第一位も期待しています。 https://sorahate.kodansha.co.jp/

  • pohcho

    下巻になって謎めいたジョアンヌの過去が明らかに。そして、深い悲しみの中にいた彼女がなぜ、エミルの投稿に応えて旅に出ることにしたのか、そこにはこんな理由があったのかと。やがて、二人はピレネー山脈の小さなエコビレッジに移り住むが、エミルの病状はどんどん悪化してついに・・。 美しい自然と瞑想がとても印象的な小説。ずっとエミルの家族のことが気になっていたので、最後は少しホッとした。エピローグもあたたかくてよかった。たびたび言及される「アルケミスト」はいつか読みたい。

  • ぽてち

    下巻に入っても2人の旅は続いている。が、エミルの病状が進行し、失神やブラックアウト(記憶喪失)が頻繁に起きるようになる。そのため語り手はジョアンヌに引き継がれ、合間に彼女の過去が明かされていく。これが絶妙にうまい。登場したときの不審な様子や、そもそもなぜエミルと旅に出たのかに説得力を与えている。2人ともに喪ったものがあり、それが旅を通して癒やされていく。大いなる喪失と再生の物語を、大好きなロードノヴェルという形で読めてとてもよかった。エピローグのサプライズにも涙が溢れた。本年度のベスト入りは間違いない。

  • ぶぅすけ

    26歳で若年性アルツハイマーとなり余命宣告されてしまった青年エミルは、愛する家族や友人に健常な自分だけを憶えていて欲しくて、SNSで同行者を募り旅に出ることにする。募集してきた女性ジョアンヌは黒尽くめの出立ちに、虚ろで無口。2人は多くを語らず旅に出るが少しずつうちとけていき、2人の過去が語られていく。未来がなく過去も忘れていくであろうエミルと、過去に囚われて未来に進めないジョアンヌの、内省と再生の物語。最後数ページのサプライズに泣いてしまった。良い作品だった。

  • ももすけ

    傷ついた男女のかかわり、命の尊厳、人は人生の最期をどこように過ごすのか。色々、考えさせられました。美しい自然や、新しい人たちとの出会いの中で、少しずつ心が癒され、お互いの繋がりを深めていく二人。ストーリーはゆっくり進むものの、確実に訪れるであろう最期の瞬間が分かっているからこそ、すべてが美しく、尊いものに感じられたのだろうか。

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