メグ・マッケンハウプト

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キャベツと白菜の歴史 「食」の図書館

メグ・マッケンハウプト

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562056514
ISBN 10 : 4562056517
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
角敦子 ,  

Content Description

大昔から人々に愛されてきたキャベツと白菜。育てやすくて栄養にもすぐれている反面、貧者の野菜とも言われてきた。キャベツと白菜にまつわる驚きの歴史、さまざまな民族料理、最新事情を紹介する。古今東西のレシピも掲載。

目次 : 第1章 目立たない野菜/ 第2章 現実と空想の世界のキャベツ/ 第3章 醗酵と保存/ 第4章 人間の食物と牛の飼料/ 第5章 愛される民族料理/ 第6章 キャベツと白菜の未来

【著者紹介】
メグ・マッケンハウプト : ハーバード大学とブラウン大学で学位を取得。ニューイングランド・ワイルド・フラワー・ソサイエティの野外植物学課程を修了した。エコロジー、旅行史、食物をテーマとした著書がある。米マサチューセッツ州レキシントン在住

角敦子 : 1959年、福島県会津若松市に生まれる。津田塾大学英文科卒。銃から歴史、恋愛までさまざまなジャンルのノンフィクションの翻訳に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たまきら

    夫が借りてきた本を先に。当たり前のように存在している西洋・東洋の代表的野菜の歴史を紹介した意欲的な本で、文化的な側面や植物学的な側面共に知識を増やすことができた。しかもレシピまでついているという細やかな配慮に脱帽。ありきたりと思われている野菜の未来への展望にもワクワクしました。

  • Kouro-hou

    キャベツと白菜というかアブラナ科cabbageのお話。北アフリカ〜インドで2400万年前に誕生した歴史ある種で、アブラナ科同士で自然交配を繰り返して暑さ以外は平気という丈夫な野菜に。とにかく丈夫で楽に育つおかげで育成方法の文献皆無。むしろブリューゲル『バベルの塔』のキャベツ畑図が参考になるとか。ただその一方簡単に地元アブラナ科と交雑して変種するので、味が維持できず&3代でカブに先祖返り。品質維持の為に種の購入が必要という苦労も。硫化ジメチルという悪臭成分を持ち、害虫やグルメなニンゲンを遠ざけているそうなw

  • ゴーストオブツシマプレイしてたら白菜がゴロゴロ転がってて、そういや白菜警察出動してたもんな、日露戦争の帰還兵が持ち帰ってきたと聞くしと思い、詳しく知りたくて手に取った本。ただ著者は本文中で「よくわからん」で済ませており、結局訳者の後書きで謎は解けるのであった。結球性を強く品種改良できたのは17世紀以降の清で、朝鮮には1822年の壬午軍乱の際に入ってきてキムチに使われだしたとのこと。日本も韓国もどちらも戦争が契機だったんだなあ…。

  • 秋良

    まずキャベツがアブラナ科というのに驚き。次に、キャベツに苦味を感じるのには特定の遺伝子を持っていることが条件というのに2回目の驚き。千切りキャベツが苦いのは共通の感覚だと思ってた!知れば知るほど、この身体は遺伝子を運ぶ容れ物に過ぎないのだなあと思わされる。葉物は傷んでしまうので、冷蔵庫のない時代は保存方法が模索される。そうそれがザワークラウトとキムチ。ピクルスの歴史にも出たメジャー漬物。ここでも一年分のキムチを一家総出で漬けるイベント「ケジャン」が言及される。キムチ無しには食卓は始まらないらしい。

  • くさてる

    カラー図版も多く、歴史からレシピ、トリビアにいたるまで丸一冊で一つの食材どこまで続くこの「食」の図書館シリーズ、という感じですが、今回も面白く読みました。キャベツの方に重点が置かれてますが、そもそもキャベツの仲間も多いのだな……。食材としてはもちろん、夢や象徴としてのキャベツも多く語られて、楽しいです。ハロウィンの前夜が「キャベツナイト」なんて知らなかった。

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