メアリー・エリス・サロッティ

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1インチの攻防 下 Nato拡大とポスト冷戦秩序の構築

メアリー・エリス・サロッティ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000616744
ISBN 10 : 4000616749
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

NATO拡大によって、冷戦終焉後に高まった米ロ協調への期待は急速に失われ、新たな分断線が決定的なものとなった。その政治的な選択はいかになされたか。外交史研究の第一人者による本書は、アメリカ・ロシア・欧州各国のリーダーたちがポスト冷戦秩序の構築へ向けてせめぎあう一九九〇年代の壮絶な権力ドラマである。

【著者紹介】
M.E.サロッティ : ジョンズ・ホプキンス大学高等国際関係大学院教授。外交史研究。とりわけ冷戦終結からポスト冷戦期に関する研究を続ける

岩間陽子 : 政策研究大学院大学教授。国際政治・欧州安全保障

細谷雄一 : 慶應義塾大学法学部教授。国際政治史・イギリス外交史

板橋拓己 : 東京大学大学院法学政治学研究科教授。国際政治史・ヨーロッパ政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    上下巻、1,000頁弱(外国本は注釈や参考文献が多いですが、40%)完読しました。同時代を生きているので、凄いサプライズはありませんでしたが、ロシアの視点ではNATOの拡大は脅威でしょうね。NATOを拡大しておきながら、自らの負担を極力減らそうとしているアメリカ・トランプ政権も無責任だと思います。米・露・中が争っている間に漁夫の利で21世紀後半はインドの時代では。 https://www.iwanami.co.jp/files/moreinfo/0616730/0616730_commentary.pdf

  • 1.3manen

    下巻でも、ウクライナをどうするかという永遠の問題の深刻化(21頁)に触れられている。いまだ、停戦、終戦の見通しが立たない現実と現代史がかみ合っていることに驚く。。1995年5月11日、クリントンはウクライナが21Cの欧州全体にとって戦略的重要性を早期認識するようになった。広域平和が維持されるかは、ウクライナとトルコに何が起こるか、と確信していた(61頁)。ブッシュ親子やオバマ、トランプらのこの2000年前後の米国大統領の中で、クリントンの意義は大きいと思える(上巻にもクリントンは登場)。

  • 紙狸

    この本の中心テーマは、「NATO東方不拡大の約束」があったかどうかではなく、どうして米国はNATO拡大を決断したのか、そしてどうして米露関係は悪化したのかーだ。1990年代から21世紀初頭までの米露間の外交、両国の内政などを丹念に辿る。ソ連「封じ込め」提唱で知られるジョージ・ケナンやマクナマラ元国防長官のようにNATO東方拡大に反対の声をあげた有識者もいた。著者サロッティ氏は、旧ソ連圏諸国のNATO加盟のプロセスを段階的でより長いものにすることができたのではないか、と考えているようだ。

  • 山口透析鉄

    チェコ・ポーランド・ハンガリーという旧ソ連の衛星国家がNATO加入を早めに希望していて、ソ連崩壊後の混乱(年金生活者の困窮ニュース等やオルガリヒの台頭を思い出します)や旧ユーゴの戦乱なども出てきます。国の指導者陣などの思惑も錯綜しますが、やはりここでも敢えて曖昧にする方策は採用されたりしています。ロシアとの安全保障関係を構築できたら歴史も変わっていたでしょうが、クリントンのスキャンダルやエリツィンの体調、あるいはロシアのチェチェン侵攻等も重なって希望は潰えたようです。この禍根は今に繋がっています。↓↓↓↓

  • ceskepivo

    1989年のベルリンの壁の崩壊後、旧東側の人たちは幸福感を抱いた。しかし、必ずしもそうではなかった。新しい時代を待ち望むだけではいけない。最大限の恵みを受けるためには、全力を尽くさなければならない。

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