自己を知る 存在一性論の解説

イスラム世界において最も影響力を持つ人物のひとりであるイブン・アラビー。
彼の手による文章は世紀にもわたり、何度も書き写され、大切に引き継がれてきた。
アラビア語から初めて西洋の言語に翻訳された本の邦訳版。

【著者紹介】
イブン・アラビー : １２４０年没。イスラム世界において最も影響力を持つ人物の１人。１１６５年にスペインのムルシア州に生まれ、生涯の半分を西洋で、残りの半分を東洋で過ごした。イブン・アラビーの名を西洋に知らしめた理由は、彼の思想の普遍性にあり、かつてないほど現在の世界との関わりが深まっている

バルヤニ : １２８７年没。スーフィの賢者で、ペルシアのシーラーズに住んでいた。彼に関する確かな情報は少ないが、リガム山で１１年間の隠遁生活をし、スーフィーのマスターたちと共に生活したとも言われている。また、その思想から、アンダルシアの詩人シューシュタリの弟子であったことが伺える

セシリア・トウィンチ : イギリスはオックスフォードのムヒッディン・イブン・アラビーソサエティの特別研究員で、イブン・アラビーに関する講演を世界中で行っている

福田カレン : 通訳者・翻訳家、映画字幕・配給。１５年来のフルータリアンで、１日１食（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）