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ISBN 10 : 431552574X
Content Description
ペストや結核など致死的な病をもたらす細菌に対し、人類は抗生物質を開発して闘ってきました。その一方で、抗生物質の濫用から起こる耐性菌の問題は、病気そのものより重大でもあります。濫用は個人を超え、土壌や水や家畜を汚染し、細菌が耐性をもつ原因になります。本書は、このいたちごっこのような耐性菌と人間の闘いの歴史について、幾多の研究者たちの伝記的な記録や、世界中の実例を元に解説。感染症に有効な抗生物質がほぼなくなりかけているという現実に目を向け、安易な抗生物質の使用に警鐘を鳴らします。
目次 : 人類の直面する事態/ 5000万人の死/ 時間と空間/ 遠くの友人/ 種子貯蔵庫のそばで/ カラチへの鍵/ 戦争と平和/ バクテリオファージ―歴史のひとコマより/ サルファ剤と戦争/ カビのジュース〔ほか〕
【著者紹介】
ムハンマド・H.ザマン : ボストン大学ハワード・ヒューズ医学研究所教授で、バイオメディカル・エンジニアリングおよびインターナショナル・ヘルスを専門とする。その論文は、『Nature』誌や『Science』誌など一流学術誌へ掲載され、意見やコラムは、『New York Times』紙、『US News & World』誌、『Japan Times』紙といった世界の大手メディア、アルジャジーラ、世界経済フォーラムなど多数の媒体を通して発表されている
岩田健太郎 : 神戸大学大学院医学研究科微生物感染症学講座感染治療学分野教授・同大学医学部付属病院感染症内科診療科長・同大学都市安全研究センター感染症リスク・コミュニケーション研究分野教授。島根医科大学(現・島根大学)卒業。米国内科専門医、感染症専門医、感染管理認定CIC、渡航医学認定CTHなどに加え、漢方内科専門医
増田千苗 : 1993年北海道大学文学部卒業。同年より住友重機械工業株式会社勤務。2003年ミシガン州立大学にて行政学修士号取得。2005年よりビジネス文書を中心にさまざまな分野の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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naoto
読了日:2024/10/19
くらーく
読了日:2022/08/03
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