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Boris Godunov : Claudio Abbado / Berlin Philharmonic, Kotcherga, Lipovsek, Ramey, Langridge, etc (1993 Stereo)(3CD)

Mussorgsky, Modest (1839-1881)

User Review :4.5
(3)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
19075811172
Number of Discs
:
3
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

ムソルグスキー:『ボリス・ゴドゥノフ』
アナトリー・コチェルガ、サミュエル・レイミー
クラウディオ・アバド&ベルリン・フィル


「ムソルグスキー・マニア」で、『ボリス・ゴドゥノフ』『ホヴァンシチナ』両方のオペラを愛奏したアバドがベルリン・フィル時代に残した最高の名盤の一つ。ザルツブルク復活祭音楽祭で上演されたヘルベルト・ヴェルニケ演出の舞台上演を踏まえてベルリンで収録されたもの。ロイド=ジョーンズ校訂による原典版を使用し、第4幕第1場は1869年初稿と1874年決定稿の両方が収録されています。
 アバドのアプローチは新鮮で少しも重苦しさがなく、コチェルガ、ラングリッジ(歴代最高のシュイスキー!)、レイミー、リポヴシェク、ラーリンなど強力な歌手陣の名唱も聴きもの。1994年度レコードアカデミー賞受賞作品。(輸入元情報)

【収録情報】
● ムソルグスキー:歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』全曲


 アナトリー・コチェルガ(バス)
 フィリップ・ラングリッジ(テノール)
 サミュエル・レイミー(バス)
 ヴァレンティーナ・ヴァレンテ(ソプラノ)
 リリアーナ・ニチテアヌー(メゾ・ソプラノ)
 マルヤナ・リポヴシェク(メゾ・ソプラノ)
 セルゲイ・ラーリン(テノール)、他
 ブラティスラヴァ・スロヴァキア・フィルハーモニック合唱団
 ベルリン放送合唱団
 テルツ少年合唱団
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 クラウディオ・アバド(指揮)

 録音時期:1993年11月
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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いわゆる原典版による演奏。この曲に執念を...

投稿日:2017/08/09 (水)

いわゆる原典版による演奏。この曲に執念をもっていたことは知られたアバドらしく、極めて丹念に仕上げられた演奏である。ピアニシモで心理的なヒダに分け入る繊細さも見事だし、他方劇的な迫力にも欠けていない。さすがに準備万端を整えた演奏である。一般には大変好評のようだ。しかし、私にはその洗練はムソルグスキーの土臭さとはあまり一致しないように聞こえる。先日出たマタチッチのスラブ・オペラ日本公演の方が、コルサコフ版であるにも関わらず、ずっとスラブっぽく野太い。不思議なものだ。旧来の版と違い、ボリスによりは群衆に焦点を置いたのはムソルグスキーのオリジナルな意図だったろうし、コチェルガのボリスは確かにそれに過不足なく当てはまる。深い美声には違いないし、死の場面など十分聞かせる。しかし、シャリアピン以来、クリストフ、チャンガロヴィッチなどの歴代の強烈なボリス役と比べると、いささか弱くて軽い、といっていいすぎなら突出度が低い。歴代のボリス歌手は歌舞伎風の強烈な見栄は大時代がかり過ぎで、コルサコフ版は今時流行らない、これが新時代のボリスなのだということで、彼らを聞かないとすれば随分寂しい。これだけ聞いていれば不足はないだろうが。ニコルスキーの酔いどれ僧侶ワルラームもどうもお行儀が良すぎる。この役に美声は要らない。なかなかいけるのはラリンの偽ドミトリーと一般的には評価されていないポーランド・シーンのマリーナ姫のリポヴシェク。レイフェルクスのランゴーニと陰謀を巡らすシーンはアバドの克明さが生きているし、「愛の二重唱」での悪女っぽい翳りはとても良い。偽ドミトリー軍の進撃とその後の白痴の嘆きの歌につづく終幕はかなり見事であることは認めよう。だが、それでも、私にはこの見通しの整いすぎた演奏は、コルサコフ版によって隠されていた非西欧的なムソルグスキーのスラブ魂を再現するものとは聞こえなかった。アバドは結局モダンな指揮者なのだ。

mari夫 さん | 東京都 | 不明

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ムソルグスキーのオペラ「ボリス・ゴドゥノ...

投稿日:2013/10/15 (火)

ムソルグスキーのオペラ「ボリス・ゴドゥノフ」は有名なアリアや序曲が有るわけでもなく、内容も陰謀渦巻く権力闘争で暗く重苦しい。このオペラ、取っ付きにくいなというのが正直な感想。でも、力強いよい合唱曲や緊張感に満ちた展開で、魅力もたくさんあるのも事実。3時間を越える大作なので、一気に聴き通うすことは出来ず2回に分けて聴いた。なんせ初めて聴いた曲なので、アバドの演奏の良し悪しは分かりませんが、第一印象はとても素晴らしかったです。アバドの実力が遺憾なく発揮されたディスクだと思います。

johnbach さん | 東京都 | 不明

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アバドがこの曲に情熱を傾けていた話は知ら...

投稿日:2009/07/26 (日)

アバドがこの曲に情熱を傾けていた話は知られており、病魔に冒される前に録音した歴史的名盤。国内盤(SRCR-9601/3 7,340円)が出た頃、ウィーン・フィルとの来日公演でも指揮しました。廃盤になって10数年を経て、廉価版として復活したのは朗報・・・。

燕の巣 さん | 静岡県 | 不明

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