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第三帝国のオ-ケストラ ベルリン・フィルとナチスの影

ミーシャ アスター

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152090256
ISBN 10 : 4152090251
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1933年、ベルリン・フィルはナチス・ドイツのプロパガンダへの協力を迫られ、苦悩の中で演奏の道を選ぶ…。様々な原資料から、ナチス時代のベルリン・フィルを再現した傑作ノンフィクション。

【著者紹介】
ミーシャ アスター : 1978年、カナダ生まれ。ロンドン、ハーバード、モントリオールにおいて、政治学、歴史、演劇論を学ぶ。哲学と音楽学を教える傍ら、オペラの演出家としても活躍。2005年11月にはオーストリアのインスブルック州立劇場においてプッチーニの『蝶々夫人』を演出。2009年11月15日にはベルリン国立歌劇場において、同劇場の歴史について講演を行なった

松永美穂 : 早稲田大学文学学術院教授。ベルンハルト・シュリンク『朗読者』の翻訳で毎日出版文化賞特別賞受賞(2000年)

佐藤英 : 1975年生まれ。早稲田大学文学部ドイツ文学専修助手を経て、現在、早稲田大学演劇博物館グローバルCOE研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 星落秋風五丈原

    あの有名なベルリンフィルとフルトヴェングラー、カラヤンにこんな歴史があったとは。物心ついた時にはカラヤンは巨匠だった。ただ音楽の宣伝効果に気づいた点はナチスは優秀だ。まあそれが目をつけられる悲劇だったのだけれど。

  • takeapple

    訳者の松永さんもあとがきで書いているけど、ナチスドイツが、オーケストラなど文化事業をプロパガンダとしてでも保護していたということにびっくり。ファシズム国家と言うと大日本帝国のように野蛮でガサツと言うイメージがあったけれど、だからこそ軽く見られる一面があったのに、これはかなり手強いのだなあと眼から鱗でした。それにしても当時のフルトベングラーを始め、音楽一筋だった楽団員はどんな思いでいたのだろう。ユダヤ人問題とか占領地への演奏旅行とか生きづらい世の中だったよね。全員でないにしろ、日本に来てはいないのだろうか?

  • ゆずこまめ

    芸術も政治と無関係ではいられない。ベルリンフィルと言えばオーケストラの名門ですが、こんな過去があったとは。フルトヴェングラー自身にユダヤ人への差別感情はなかったとは思いますが、ナチスを利用し利用され、なかなか考えさせられました。ただ、事実を淡々と述べている感じで起伏に乏しい文章なので、途中で飽きてくるのが難。

  • breguet4194q

    まず、感想から。音楽に関わらず、芸術をプロパガンダに利用する時代は、今後あってはならないと思いました。戦時下で、右往左往しながらもナチス政権との関係を保ちつつ、芸術の高みを妥協する事なく貫くオーケストラの姿勢が書き留められています。ナチスの手先かどうかの判断は読者の判断によると思いますが、ドイツが敗戦濃厚で、ヒトラーが自殺する3週間前まで、コンサートをしています。いかにオーケストラによるクラシック音楽が市民に浸透していたがわかります。

  • 長老みさわ/dutch

    元々は雇用主である指揮者の待遇への不満から楽員が自主管理を行うオーケストラ「有限会社ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」として発足したベルリンフィルが財政破綻して国の援助に頼らざる得なくなった時期と、ドイツにおいてヒトラーのナチ党が政権を取った時期が重なり、ベルリンフィルは生き残るために「帝国オーケストラ」となる道を選んだ。(選ばされた) これは、そのベルリンフィルがナチ党に対して何に妥協し何を守ったかをつぶさに追ったノンフィクションだ。

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